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チキン南蛮の意味って南蛮渡来の食べ物ってこと!?

がっつり食べごたえがあるメニューで定食屋でも人気のチキン南蛮ですが、ふと考えてみるとどうして、チキン南蛮?と思ったことはありませんか?

外国由来の料理なのか、どうして南蛮と呼ばれているのか。

今回はそんなチキン南蛮の発祥や意味を紹介していきます。

チキン南蛮とは

それでは、まずチキン南蛮をおさらいしていきましょう。

チキン南蛮の定義としては、鶏肉を揚げた上で、南蛮酢とタルタルソースで味付けしたものを指します。

人によっては、『鶏南蛮』とも呼ばれますが、同じ物(チキン南蛮)を指しています。

同じような物で、かしわ南蛮という蕎麦料理とは別物とされています。

いつ頃から食べられているの!?

チキン南蛮が実際に食べられるようになったのはいつからなのでしょうか?

諸説あるのですが、昭和30年~40年に作られて食べられ始めたと言われています。

発祥の地

チキン南蛮発祥の地は、鶏肉が盛んに食べられている宮崎県だと伝えられています。

諸説あるのですが、昭和30年代に宮崎県延岡市にあった洋食店『ロンドン』にて、賄い料理として当時出されていた、鶏肉を上げて甘酢をかけた料理がありました。

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あまりの美味しさに、その賄いを食べていた従業員である後藤直氏が独立して立ち上げた大衆食堂『直ちゃん』で、同じように作った物を出したのが始まりと言われています。

その当時はまだタルタルソースはかかっておらず、その後同じ『ロンドン』で働いていた従業員である甲斐義光氏が、宮崎市に構えていた『おぐら』の二号店としてオープンした『洋食屋ロンドン』にて、昭和40年にタルタルソースをかけて販売したのが、現在の『チキン南蛮』の始まりだと伝えられています。

チキン南蛮の語源

次に、何故『チキン南蛮』と呼ばれるようになったのでしょうか。チキンは勿論鶏肉を指す言葉なのですが、『南蛮』には何の意味は込められているのか…。

元々『南蛮』という言葉には、16世紀にインド・東南アジアを経て日本へと来日したポルトガルの方々や、ポルトガル人が持ち込んだ文化を指す意味が込められています。

そして、持ち込まれた食材を使った料理も同じ様に『南蛮料理』と言ったそうです。

その中で、鶏肉や魚を揚げた物に、唐辛子を使った南蛮酢に漬けた料理を『南蛮漬け』と呼び、チキンを付けた物を『チキン南蛮』と呼んだ事が始まりとされています。

その後、南蛮酢に漬けずにタルタルソースを使う様になりましたが、名前のみは残って今も『チキン南蛮』と呼んでいるそうです。

終わりに

チキン南蛮の由来を知って食べると、尚更感慨深いですよね。

それに、タルタルソースばかりではなく、由来ともなった南蛮酢漬けにして食べ比べてみてはいかがでしょうか?