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おにぎりの歴史研究! 起源は弥生時代から!?

今お弁当に便利な”おにぎらず”が流行してますね。

しかし、三角形のおにぎりをみると母が握る家庭の味を思い出し無性に食べたくなります。

この流行や懐かしさのある日本のソウルフードのおにぎりはいつからあるのでしょうか?また何故三角なのでしょうか?

そのヒミツをご紹介します。

おにぎりの歴史

おにぎりの歴史は弥生時代にまで遡ると言われてます。

石川県の「チャノバタケ遺跡」からもち米を蒸して固めて焼いたという炭化米塊が発見されました。

これはちまきに近いものだと言われておりますが、こんな昔からおにぎりのルーツがあったなんてビックリです。

そして、平安時代「頓食(屯食)」という一合以上のもち米を使った大きな卵型が現在のおにぎりの形の起源になります。

当時はずいぶん大きかったのですが、武士が活躍するようになった鎌倉時代以降に兵糧や戦陣食として、庶民の間にはお供え物として、うるち米のおにぎりが広まりました。

この時、山の神様にお供えする際に山の形を表した三角のおにぎりが誕生しました

三角形は握りやすいという理由ではなかったんですね。

当時は貴重な米でしたが、豊臣秀吉が天下統一後に赤米や黒米より収穫量の良い白米を広め、白米の普及が進み武士や商人の人達も食べれるようになりました。

海苔を巻くスタイルは江戸時代から

そして、江戸中期になると手に米がつかないなどの理由から、三角おにぎりに海苔を巻いて食べる習慣ができました。今の海苔巻きスタイルの完成です。

実際に私たちが白米のおにぎり食べるようになったのは戦後だったそうです。

それまでは戦場などの携行食でしたが、戦後の復興の忙しい合間にすぐに食べられるおにぎりが家庭の味と変化と遂げて云ったのです。

普段何気なく食べているおにぎりにこんなに歴史があったなんて驚きですね。

地域によっての形や呼び方の違い

全国的には三角のおにぎりが普及していますが、関西の方は俵型のおにぎりがなじみが深かったのではないでしょうか?

実際に数十年前までは関西では三角のおにぎりは見たことのない方が多かったそうです。

朝ドラなどでも話題になりましたが、関西での三角おにぎりは弔事用に用いられていました。

関西で俵型が主流だったのは歴史的に見世物小屋などが多く、見物客に売るお弁当に三角形のおにぎりでは入れにくいので、俵型のおにぎりが重宝されたからです。

幕の内弁当に俵型のごはんが入っているのを見かけますがこういう理由だったんですね。

また”おにぎり”と”おむすび”の違いは諸説がたくさんありますが、地域別にみると関東から東海道にかけてがおむすびの名前が定着しています

受験生の間では縁起のいい”おむすび”の呼び方が人気だそうです。

一口メモ

おにぎりに使う海苔は関東では焼き海苔、関西では味海苔が主流で、北海道から北関東、沖縄ではコンビニに行くと「おにぎりは温めますか?」とき聞かれます。形に関しては太鼓や球状などいろんな形の地域の特色があります。

日本人の生活に欠かせない食べ物となったおにぎりですが、実は奥が深い食べ物だったのですね。