最近たまに唐揚げの部位としてチューリップという部位が売ってたりしますね。
名前だけ聞くとどこの部位でどんな味なのか…と思いますが、見てみるともしかしてあの部位では…と思う人もいるのではないでしょうか。
実際チューリップとはどの部位なのか。そして、何故そのように呼ばれているかを紹介したいと思います。
チューリップとは手羽元のことだった!
文字だけで見るとどこの部位だか分かりにくいチューリップですが、見てみれば何となく分かる人も多いと思います。
チューリップとは手羽元のことをいいます。また、手羽元以外にも手羽先や手羽中をチューリップという場合もあります。
何か特別な部位というわけではなかったようですね。
チューリップと呼ばれる理由は見た目から?
それでは、何故チューリップと呼ばれているのか見ていきましょう。
まず、チューリップの唐揚げを作るには下についている鶏肉を削ぎ、上に持っていくという工程があります。
そして、それを唐揚げにした見た目が植物のチューリップに似ているからチューリップと呼ばれるようになったそうです。
また、昔は誕生日やクリスマスなどのパーティーやお弁当などにリボンをして盛り付けていたので「リボンが葉、骨が茎、鶏肉部分が花びら」というようによりチューリップに似た見た目になっていたこともあります。
ですので、広くチューリップという呼び方が定着したそうです。見た目も華やかで子供にとってはごちそうに見えますよね。
チューリップは鶏肉の中でも栄養豊富!
チューリップは他の部位の唐揚げとは味などはどう違うのでしょうか。
最近では唐揚げとして使われるのは胸肉やもも肉が一般的ですが、チューリップである手羽元は鶏肉の中でもとても栄養面に優れた部位です。
まず、その理由としてはコラーゲンが多く含まれています。コラーゲンは肌によく、体の老化防止にも効果がある栄養素です。
ちなみにコラーゲンはビタミンCと一緒に摂取すると効率的に吸収することが出来るので、チューリップの唐揚げにレモン汁をかけて食べる事で効果がアップします。
また、手羽元は栄養・うま味・安さとバランスが取れている部位で、栄養価が高く、うま味も十分あり、安く手に入るのも魅力です。
適度な脂身でジューシーさがあり、とてもおいしい部位とされています。
まとめ
チューリップの唐揚げは意外と身近な手羽元だったんですね。
昔は家庭でもよく食卓に出ていたそうですが、最近では胸肉やもも肉の価格も低下してきたので作る人が減ったようです。
また、作り方も肉を削いだり、骨を抜いたりと面倒なことが多いので、簡単にできる胸肉やもも肉へ移行していったということです。
確かに胸肉やもも肉に比べるとチューリップの形にするのは面倒かもしれませんね。
ですので、お店でもなかなか出しているところも減っているようです。チューリップの唐揚げを見つけたらそのお店はしっかりと下ごしらえをしているお店なのかもしれません。
見た目は華やかなので特別な日に作ってみるのもいいかもしれませんね。