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自家製梅干しの賞味期限がとっても長いワケは漬け方に秘密が!

梅の実が出回る時期になると梅干しをつける人もいるのではないでしょうか。わが家の祖母も毎年梅干しを作っていました。

そこでいつも疑問に思ってました。「自家製の梅干しはどのくらいの期間で食べないといけないのか…」と。

祖母の作った梅干しも何年か前のものが瓶の中に残ってたりして、「あれ食べられるのかなぁ」なんて思ったこともあります。

そこで、自家製の梅干しの賞味期限について、紹介していきます。

自家製梅干しの賞味期限はどのくらい?

自家製のものは賞味期限が長いとか、賞味期限はないなどと言われていたりしますが、実際はどうなのでしょうか。

自家製の梅干しの賞味期限はいろいろな条件をクリアすることによって賞味期限が劇的に延びます。その条件は以下の3つです。

  1. 塩分濃度
  2. 保存状態
  3. 添加物の有無

これらの条件をクリアすることで自家製の梅干しは数百年持つものが出来上がります。

ちなみに塩分濃度については20%以上でつけると持ちがいいそうです。保存状態は水分が付かないことだけを気をつければ温度などは関係ないとされています。また、自家製では添加物は使用しないので持ちがいいようです。

市販品では添加物や塩分濃度の問題で1年程度が限界なので、それを考えると自家製の梅干しの賞味期限の長さは驚きですよね。

どうしてそんなに保存が効くの!?

自家製の梅干しはなぜそんなに保存できるのでしょうか。秘密は漬け方にあります。

梅干しは塩に漬けて干しますよね、その塩には殺菌効果があるので塩分濃度の高い梅干しには殺菌効果がそのまま持続します。また、色づけのために赤しそも一緒につけますが、その赤しそにも殺菌効果があるので、梅干しは二重に殺菌効果を持っていることになります。

また、梅にはクエン酸などの有機酸という成分があり、これが抗菌作用を持っているのです。

先ほどの塩と赤しその殺菌効果に加え、梅の有機酸による抗菌作用がカビ菌などを防ぐことができます。なので、梅干しはこんなに保存が効くという訳なのです。

このように殺菌効果、抗菌作用がある梅干しだからこそ、お弁当の防腐剤に入れる人が多いんですね。

古い梅干しに味の変化はあるのか

梅干しが長期保存できる食品ということがわかりましたが、味に変化はないのでしょうか。

実は味に変化はあります!

年数が増すにつれて塩味や酸味が増してきます。また、味以外にも変化はあります。香りも年数が増すにつれて薄くなっていきますし、食感もだんだんかたくなっていき、外側の皮にみずみずしさや肉厚感がなくなってきます。

おいしく食べるなら3~5年程度で食べきるのがおすすめだそうですが、好みによっては1年目よりも2年目からの方が味のバランスがよく好きだという人もいますので、自家製梅干しを作っている人は少し残してお好みの年数を探してみるのも面白いかもしれませんね。

まとめ

自家製の梅干しの賞味期限が長い理由についてご理解頂けたでしょうか。

こんなに長く持つなら面倒でも自家製で梅干しをつけてみるのもいいかもしれません。

また、自分の好みの漬け具合を探りながら梅干しをつくるのも楽しいかも!?