白ぶどうとマスカット、見た目は凄く似ていますよね。
では、味以外の違いって何と聞かれてしまうと、意外と答えられない物ではないでしょうか。
今回はそんなちょっと分かりにくい違いをした白ぶどうとマスカットの違いについて紹介していきます。
白ぶどうの定義
白ぶどうの定義は、皮の色で『黒』『赤』『白』と分類した時に、『白』に分類されるものを指します。
また、成熟しても緑色であるぶどうの総称としても使われます。
分類によっては同じ物でもあり、別物でもある!
白ぶどうとマスカットは、同じぶどうの一種として考えられています。なので、マスカットはぶどうの種類の中の一つという事になります。
更に言うと、日本では白ぶどうが実はマスカットと同じ物であるのは知っていましたか?
日本では、ぶどうを色ごとに選別するのですが、その際に緑色の皮をしたぶどうは、『緑』ではなく、『白』として分類される事となり、マスカットも緑の為に『白』に分類され、『白ぶどう』と呼ばれるようになるのです。
例を挙げると、ネオマスカット、シャインマスカットなどは白ぶどうと呼ばれています。
しかし、香りでぶどうを分類した際に、マスカット香、フォクシー香、香り無しの3種類に分類されますが、この時に気を付けたいポイントが、マスカット香のしない白ぶどうが存在し、その白ぶどうはマスカットではありません。(例:ハニービーナスなど)
このように、小さな違いで白ぶどうもマスカットと区別される場合がありますので気を付けておきましょう。
一般的に食べられている白ぶどう
日本で有名な白ぶどう(マスカット)というと、『マスカット・オブ・アレキサンドリア』という品種が有名です。
また、最近品種改良をして生まれた『シャインマスカット』も人気です。シャインマスカットは、他のぶどうと違い、普通のぶどうは8月半ばまでしか収穫出来ないところを、9月まで収穫する事が可能な品種でもあります
味の違いは殆どないと言っても差し支えありませんが、『赤』や『黒』のぶどうには、ポリフェノールが含有されており、えぐ味や渋みの素になっています。
対して、白ぶどうの方は甘く芳醇な味わいとなっているので、子供に与える時には白ぶどうに分類されるマスカットなどの方が食べやすくオススメです。
終わりに
白ぶどうとマスカットは似ているけれど、何となく同じ物という認識は薄かったですよね。
また、普通のぶどうとも味わいにも違いがあるので、食べる人の好みによって分けると喜ばれるでしょう。