みかんの恋しい時期になってきましたね!
夏はオレンジしか見かけませんが、この季節になってくるとオレンジの隣にみかんが!買い物に行った際、子供に「どう違うの?」と聞かれてしまいしばし沈黙…皆さんオレンジとみかんの違いはわかりますか?
見た目ではわかるけどそれ以外だと…という方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は栄養面からその違いを調査してきました!また健康面での効能なども一緒にまとめました!
共通の栄養と効能
まず、比較をしていく前に共通の栄養素と効能を見ていきましょう!
ビタミンC
ビタミンCはコラーゲンの生成を促す働きがあります。コラーゲンが増えるとシワを予防し、シミの原因であるメラニンの生成を抑えてくれます。これが柑橘類に美肌効果があると言われる所以です。
クエン酸、食物繊維
クエン酸はアンチエイジング効果で注目されているミネラルの吸収促進の他に、疲労回復や血液をサラサラにする効果があります。
食物繊維には便秘解消はもちろん血糖値上昇の抑制、コレステロール濃度を低下させてくれる働きがあります。
是非、生活習慣病やサラリーマンの方にも食べていただきたいですね。
ビタミンP
みかんの白筋を取っている人は今後、気を付けて頂きたい部分ですが、薄皮や白筋にあるのがビタミンP(へスぺリジン)といわれるものです。
これは更年期のほてりを鎮めたり、血管トラブルの抑制に効果があります。また、ビタミンCは非常に壊れやすい性質を持っていますが、この栄養素がビタミンCを守り、体内の効能を高めてくれます。
せっかく美容にいいビタミンCを食べているのに白筋を食べずに効能減少なんてもったいないですから、合わせて食べるようにしましょう。
オレンジの栄養とその効能
ここでは一般的なバレンシアオレンジを取り上げていきます。
まず、オレンジはみかんと比較するとペクチン(水溶性食物繊維)とカリウムが多く含まれています。
ですので、便秘解消、高血圧、二日酔いにオススメです。
ではビタミンCはどうなのでしょうか。同じ量で比べるとみかんは35mg、オレンジだと40mg。カロリーでいうとみかんが45calに対してオレンジは39calです。ダイエットであれば、みかんよりもオレンジを選ぶ方がベターと言えますね。
みかんの栄養とその効能
次は温州ミカンを取り上げていきます。オレンジと比較すると特出する部分はなんと言っても、β-クリプトキサンチンです!
これは骨粗しょう症、糖尿病などに有効で美肌効果もあり、さらには発がん性物質から細胞を守る働きがあります。抑制効果はβカロチンの5倍!さらに含有量はオレンジの約200倍です!
もし、美容のために食べるのであればみかんがオススメです!
また、温州ミカンにしか入っていないシネフィリンという成分は風邪に有効な効果があり、気管支の筋を緩やかにしたり、喉からくる風邪にとても有効です!
一口メモ
みかんやオレンジがもたらす健康効果を得るには1日にオレンジだと半分、みかんだと2個摂取するといいと言われています。
ちなみにデコポンや伊予柑、清見はオレンジの仲間とされています。これから冬に家族でこたつを囲う際には、豆知識として披露してみてはいかがでしょうか?