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柏餅の葉っぱは食べられる? 正しい食べ方は?

5月5日の端午の節句に食べる柏餅は、桜餅と同じように葉っぱが巻いてありますよね。

この葉っぱって、食べるために巻いてあるの?というか食べて大丈夫なの?と不安になった方、いませんか?

どうして、こどもの日に食べるお餅に葉っぱが巻いてあるのか、巻いてある葉っぱは何の葉っぱなのか、そもそも柏餅ってなに?といった疑問に今回は焦点を当ててリサーチしました!

最後の方には柏餅のレシピもあるので、お子様がいらっしゃる方はあわせて読んでみてくださいね。

葉っぱは食べれる? それとも食べれない?

柏餅に巻いてある葉っぱは食べるものなのか、それとも食べてはだめなのか、多くの方が1度は悩んだことがあると思います。

端午の節句というお祝いの席で食べるということもあり、ただの好き嫌いという問題ではなくマナーや言い伝えがあるのでは?と考える方が多いでしょう。

柏餅の葉っぱは基本的には食べません

食べてはいけないということではありませんが、柏餅の葉っぱは食べることが出来る用にと処理がされているわけではないのです。

そのため、葉っぱ特有の苦味やえぐみ、葉脈の筋の食感がお餅とあんこのおいしさを邪魔してしまいます。

したがって、葉っぱを取ってからお餅を食べることが一般的となっています。

柏餅に巻いてある葉っぱの正体

柏餅の葉っぱの正体は柏なのですが、【槲】と書くのが正式なのだそうです。

柏餅が誕生したとき「サルトリイバラ」という別の植物の葉っぱを巻いていました。

しかし、たくさんのサルトリイバラの葉っぱを集めることは難しく、他の植物で代用しようとなりました。

そこで選ばれたのが、大きくて丈夫な葉を持つ柏だったのです。

その名残で現在でも柏餅には柏が巻かれています。

柏餅に葉っぱが巻かれている理由

柏の樹は新しい芽が育つまで、古い葉が落ちることがありません。

そのことから跡継ぎが絶えない。家系が絶えないといった子孫繁栄のシンボルとして人々の間で崇められ、神聖な樹とされるようになりました。

こういった事から、端午の節句である5月5日に柏餅を食べる風習がつきました。

また、実用的な意味では柏のいい香りをつける。

柏の葉っぱに含まれる「オイゲノール」という成分による抗菌作用。柏餅がかぴかぴに乾いてしまうことの防止、べたつきがちなお餅を食べやすくするためにといった理由が挙げられます。

確かにほんのりと柏の香りがして、葉っぱ部分を持って食べると手がべたつくことはないですよね。

それに乾燥している柏餅はってほとんど見たことないですよね。

5月は暑くなり始める季節なので腐りにくくするためにも、柏の葉っぱは必要な要素になっていたのです。

葉っぱつきの柏餅を食べたい!

せっかく巻いてあるんだから、葉っぱを捨ててしまうのがもったいないと思う方や、葉っぱを取ったお餅はただのお餅で柏餅じゃない!と葉っぱつきの柏餅を食べたい方はいますよね。

葉っぱつきの柏餅を食べたい方はこちらの方法をぜひ試してみてください!

  1. 葉っぱ部分を水でよく洗うか15秒ほどお湯につける
  2. 蒸し器か電子レンジで蒸す

2つとも葉っぱの硬さを和らげる、もしくはしんなりと柔らかくしてくれる方法なので、そのまま食べるよりも葉っぱとお餅の一体感を楽しむことができます。

個人的にはお餅もふっくらとする蒸す方法がおすすめです!

電子レンジを使用する場合は柏餅を少し濡らしてから、ふわっとサランラップをかけて30秒ほど加熱すると上手に蒸すことができます。

葉っぱの表裏のどちらで巻かれているかで中身が分かる!

柏に限らず葉っぱには表と裏があります。

柏餅を触ると、なめらかなものとざらつきを感じるものがあります。その違いは何でしょうか?

柏餅の中の餡として、小豆餡と味噌餡が入っています。ぱっと見ただけでは中の餡は見えないため分かりません。

そのため、なめらかな表を上にしたもので味噌餡の柏餅を包み、ざらついた裏を上にしたもので小豆餡を包んでいたのです。

昔の人は葉っぱで分かるようにしていましたが、現在では和菓子店によって違いがありますので注意が必要です。

桜餅との違い

柏餅と同じ様に葉っぱが巻かれている和菓子に桜餅があります。

桜餅には桜の葉っぱが巻かれていて、色合いも綺麗です。桜餅の葉っぱは柏餅の葉っぱとは違い、食べられるように塩漬け処理がされています。

桜の香りがする少し塩気のある葉っぱと、もちっとしたお餅、そして甘いあんこの組み合わせは相性抜群です。

桜餅の葉っぱは取らずに食べる方が正解です!

柏餅のレシピ

最後に5月5日の端午の節句に向けて、簡単に作れる柏餅のレシピをご紹介します。

よもぎや桜の粉で色づけできるので、お子さんとバリエーション豊かな柏餅を作ることができますよ!

上新粉、砂糖、熱湯、あんこ、柏の葉っぱがあれば柏餅は作れてしまいます。

  1. あんこ200gを5つに分けて丸めておく。
  2. 上新粉200gと砂糖大さじ1を混ぜて、熱湯を入れて菜ばしで混ぜる。色づけする場合は上新粉と砂糖を混ぜるときに色粉を入れる
  3. 生地がまとまってきたら手でよくこねて一口大の大きさに分ける。
  4. 蒸し器で5~10分蒸す。
  5. 蒸した生地をクッキングシートの上に出して熱いうちにこねてひとまとめにする。
  6. 生地を5つに分けて楕円形に伸ばし、あんこを包んで柏の葉っぱを巻いたら完成。

柏餅にはたくさんの意味があった

柏餅の葉っぱは基本的には食べません。

しかし、食べずとも巻かれている葉っぱには子孫繁栄や食べやすくするために、などたくさんの意味があります。

今年の子どもの日には、柏餅の意味をぜひお子様に話してあげてほしいなと思います。