冬になると、スーパーでも鍋コーナーが出来るほど鍋を食べる機会が増えますよね。
最近では、鍋スープの素の種類も増えたので、楽しめる鍋もたくさんありますよね。
ですが、売り場や飲食店などで見かけるキムチ鍋とチゲ鍋の違いってちょっと分からなくないですか?
どちらも辛いけど、辛い以外にどんな違いがあるのか分からなくて、売り場などで迷ってしまうこともあるはず。
チゲ鍋とキムチ鍋の違いについてみていきましょう。
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チゲ鍋とは
チゲ鍋とは、朝鮮半島で食べられている料理のひとつです。
チゲとは鍋料理という意味なので、本来であればチゲ鍋という言い方は間違っているんですね。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
チゲには辛いイメージがありますが、辛い味だけではなく辛くない味噌や塩を使ったものもあります。
基本的には、野菜や豆腐、お肉や魚介などの具材を味噌や塩、コチュジャンなどを使って味付けただし汁で煮込む鍋料理のことをチゲというのです。
キムチ鍋とは
ではキムチ鍋とはどういう鍋のことを言うのでしょうか?
キムチ鍋は、スープの中にキムチを中心に肉や豆腐、きのこや野菜などを入れた鍋のことです。
キムチを使っているので、キムチ鍋の発祥は韓国だと思われがちですがそうではなく、キムチ鍋の発祥はなんと日本なのです。
また、キムチを入れるけれども野菜として白菜を入れるというのもキムチ鍋の特徴ですね。
両者の違いってどこ!?
発祥の違いはありますが、チゲの中にはキムチを使ったキムチチゲというものが存在し、キムチチゲとキムチ鍋は同じものだと思われることも多いですが、両者には違いがあります。
その違いのポイントとしては作り方にあります。
私たちがよく知っているキムチ鍋は、スープの中にキムチや生の野菜、肉や豆腐、きのこなどを投入して作りますが、キムチチゲはキムチとお肉を炒めてからスープを注いでスープの味を調えた後、野菜やや豆腐などを入れて煮込む料理です。
韓国のキムチをそのまま煮込むと酸味が強すぎるために、事前に炒めて酸味を飛ばすのがキムチチゲとキムチ鍋との決定的な違いです。
まとめ
キムチ鍋とチゲを同じようなものだと思っていることが多いですが、実は発祥地も違ければ、作り方にも違いがあるんですね。
韓国のキムチを使う場合には、酸味をしっかりと飛ばせるキムチチゲがおすすめですし、日本のキムチを使うのであれば酸味はほとんどないので、キムチ鍋として食べるのがおすすめです。
この冬は、この違いを楽しんでみてくださいね。