寒くなるとお鍋がおいしい時期ですよね。
私もそろそろ自宅でお鍋を作ろうと思っていますが、正しい具の入れる順番って知ってますか?
せっかくお鍋を作るんだからおいしく食べたいですよねということで、おいしい寄せ鍋を作るために入れる順番を紹介したいと思います。
具を入れる順番
まずは入れる順番を紹介します。
このように入れることによっておいしい寄せ鍋を作ることができますよ。
魚や鶏肉などの出汁の出やすい食材を入れる
魚や鶏肉からは出汁がでるので、最初から入れて出汁を全体に行き渡らせます。
カニや貝などもこのタイミングに入れます。
野菜の中で火の通りにくいものを入れる
根菜類などは火が通るのに時間がかかるので、このタイミングに入れます。
基本的にはかたいものから順番に入れていく…と覚えておけばOKです。白菜の芯部分もここで入れましょう。
豆腐などの煮崩れしやすいものを入れる
豆腐や崩れやすい白身魚などはこのタイミングで入れます。しいたけもここで入れます。
しいたけは出汁が出ますが、煮すぎると食感が悪くなりますし、出汁も出すぎてしいたけ自体に味がなくなってしまうので、さっと入れるようにしましょう。
かたくなりやすい牛肉などや火が通りやすいものを入れる
牛肉はずっと煮込むとかたくなってしまうので、さっと火を通す程度にしましょう。
白菜の葉部分や春菊、えのきも火が通りやすい具なので最後にさっと入れる程度で十分です。
また、これらは火を通しすぎると煮崩れてしまうので、気をつけましょう。
以上のように順番に気をつけるとおいしい寄せ鍋ができあがりますよ!
寄せ鍋ができるまでの火加減
せっかく入れる順番が正しくても火加減が適切でなければ、クタクタな具になってしまっておいしくありませんよね。
次は火加減について紹介していきます。
材料を入れて沸騰するまでは強火で
出汁の出る具を入れて沸騰するまでは強火でOKです。その他の具は沸騰してから入れるようにしましょう。
フツフツと沸騰してきたら中火に
フツフツと沸騰したら中火に火を弱めます。
ここで弱めないと最初に入れた具から出汁が出すぎてしまいます。ここからは具を全部入れきるまで中火をキープします。
また、具を入れると鍋の温度は下がるので、その都度同じ沸騰具合をキープできるようこまめに強火~中火~弱火の調整をしましょう。
具を全部入れたら弱火
最後まで具を入れていざ食べよう!となったら弱火で鍋の温度をキープしましょう。
このように細かく火加減を調整することによっておいしい寄せ鍋ができます。細かく調整するのは面倒かもしれませんが、おいしい寄せ鍋のために頑張りましょう!
その他注意点
さらにおいしく寄せ鍋を楽しむための注意点です。順番や火加減以外にも大事なことがあるのでぜひとも覚えておいしい寄せ鍋を作りましょう。
魚介類・肉類は汚れや臭みをとったり、霜降りにするなど下処理をする
魚介類や肉類には汚れや臭みがあります。そのまま鍋に入れてしまっては鍋全体に影響が出てしまいます。
ですので、下ごしらえとしてしっかりと汚れや臭みは取っておきましょう。
また、鍋に入れる前に霜降り(熱湯をかけて下処理をする)をしておくと出汁が出過ぎないので旨味を残したまま、鍋全体においしい出汁を出してくれますよ。
火が通りにくい野菜や水分が出やすい野菜はあらかじめ下茹でしておく
ごぼうやにんじんなどの根菜類は火が通りにくいですよね。最初の方に入れてもなかなか火が通ってない…なんて経験あったりしませんか?
そういう場合は先に少し下茹でしておくと他の具と同じタイミングで食べることができます。
また、水分の多い野菜も鍋に入れているうちに水分が出て出汁が薄くなっちゃった…なんてこともあります。
そういう野菜も先に下茹でして水気をきっておくと鍋が水っぽくならずにすみますよ。
白滝や春菊は肉から遠いところに入れる
白滝や春菊から出るアクにはカルシウムやカリウムなどのミネラルが含まれているので、肉に含まれるたんぱく質をかたくしてしまう原因になってしまいます。
ですので、白滝や春菊は肉から遠いところに入れましょう。また、アクが流れていかないようにその他の具などを利用して隔離できるようにすると更にいい感じです。
鍋の中央には対流ができているので、新しく具を入れる場合は鍋の端から少しずつ追加する
鍋の中央は火が当たっているので対流ができています。そこに新しい具を入れてしまうと煮崩れしてしまうので、荷崩れを防ぐため端から入れていきましょう。
また、いきなり大量に具を追加すると鍋の温度が一気に下がってしまうので、少量ずつ入れると温度が下がりにくく、結果的に早く具が煮えます。
このような注意点に気をつけることによってさらに寄せ鍋がおいしく食べられますよ。
まとめ
おいしい寄せ鍋を作るにはいろいろと覚えることがありますが、そんなに難しいことではないので今年はぜひともおいしい寄せ鍋の作り方を覚えておいしい寄せ鍋を食べたいですね。
また、他の人に教えると重宝されること間違いなしですよ!