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冷凍した大葉が黒い状態に! 変色の原因と冷凍保存のポイント

1年を通して手に入る野菜のひとつ、大葉。5~8月が旬で、そのさっぱりとした香りで夏には大活躍の野菜です。

大葉は冷凍保存が可能ですが、冷凍保存をしておいたらいつの間にか黒く変色していたという経験はありませんか?

冷凍して黒くなった大葉はまだ食べられるのか、どうして黒くなったのか、その原因を解説しながら大葉を冷凍保存するときのポイントについてご紹介します。

大葉の保存方法

大葉を購入したあと、通常は冷蔵保存をしていますよね。

適切な方法で冷蔵保存すれば、約2週間は保存することが可能です。

しかし、大葉は1袋購入しても一度では使いきれず、余らせてしまうこともありませんか?

そんなときには、より長期間保存できると助かりますよね。

そのためには、適切な方法で冷凍保存をしておきましょう。

冷凍保存している中で黒くなってしまった大葉は食べられる?

しかし、せっかく冷凍保存しておいても、いざ使おうとして見てみると大葉が黒く変色してしまっていることがあります。

「もしかして腐ってしまっているのではないか……」と不安になるかもしれません。

ですが、結論からいうと「食べることは可能」です。

ただし、変色していない大葉と同じように使用すると見栄えが悪くなることもあるため、見栄えに影響しにくい方法で利用するのがよいでしょう。

変色してしまった大葉のおすすめの使用方法は、のちほどご紹介します。

大葉が黒くなってしまった原因

黒く変色しても食べることができる大葉ですが、そもそもなぜ変色してしまったのでしょうか?

その理由は、「低温障害」によるものです。

低温障害とは、大葉以外の野菜などでも起こり得る現象で、野菜中・野菜表面の水分が低温で凍結し、その後の温度変化で凍結した水分が溶けることによって野菜が傷んでしまうのです。

反対に、低温下で水分が少なく乾燥してしまった場合にも、低温障害が起こるといわれています。

大葉の冷凍保存はどれくらいの期間可能?

大葉を適切な方法で冷凍保存した場合、約1ヶ月~3ヶ月ほど保存が可能といわれています。

ただし、冷凍した大葉は、冷凍庫の開閉などによる温度変化で低温障害が起きやすくなります。

そのため、黒く変色することを防ぐためには普段から冷凍庫の開閉をしすぎないように注意しつつ、なるべく早めに使い切るのがよいでしょう。

大葉を冷凍保存するときの方法と注意点

大葉を冷凍保存するときの適切な方法をご紹介します。

大葉の形状を変えて冷凍しておくと、作りたい料理に合わせてさっと取り出せるため、非常に便利です。

大葉を1枚のまま冷凍保存するとき

まずは大葉をよく洗い、キッチンペーパー等で1枚ずつ水気をよく拭き取ってください。

次に、大葉を1枚ずつラップで包んでいきます。

包んだ大葉をジッパー付きの保存袋や密閉容器に密閉していれて、冷凍してください。

大葉を切って冷凍保存するとき

よく洗って水気を十分に拭き取った大葉を、好みの形に切ります。

ざく切り、せん切り、みじん切り、または手でちぎるなど、用途に合わせて切り方を変えておくとよいでしょう。

切った大葉をラップで小分けに包み、ジッパー付きの保存袋や密閉容器に密閉していれて、冷凍してください。

注意点としては、いずれの場合も洗ったあとの大葉の水気をよく取り除くことと、保存袋・容器に大葉を詰め込みすぎずふんわりと入れて、しっかりと密閉することがポイントです。

水気をよく取り除いてから冷凍保存することで、低温障害を防ぎます。

また、ふんわりと保存袋・容器にいれることで、取り出すときに大葉が崩れることを防ぎ、空気が入らないようにしっかりと密閉することも低温障害の防止につながります。

冷凍した大葉の利用方法

冷凍した大葉を利用する際は、解凍せずにそのまま調理してかまいません。

切って冷凍保存した大葉は特に料理にそのまま使いやすいため、使いたいときに必要な分だけ取り出して使用しましょう。

せん切りやみじん切りにした大葉は、薬味としてそばやうどん、お肉料理など幅広く利用できます。

ざく切りやちぎった大葉は、炒めものや和え物に混ぜるのもおすすめです。

また、切らずに1枚のまま冷凍した大葉は、冷凍された状態でポリ袋などにいれて砕くと、バラバラに細かくすることができます。

包丁やまな板を汚さずに細かくできるため、便利な方法です。気になる方は、葉脈を取り除いて使用してください。

黒く変色した大葉も、同様にポリ袋などにいれて細かく砕いて利用するのがおすすめです。

細かく砕くことで、黒く変色した大葉も見栄えが気になりにくくなります。

大葉を細かく砕いたら、和食ではごはんや卵焼きに混ぜる、じゃがいもや里芋に和える、洋食ではドレッシングやソースにするなど、様々なアレンジができます。

パスタに和えて和風ジェノベーゼにするのもおすすめです。

冷凍した大葉のアレンジレシピ

最後に、手軽でおいしくたっぷりの大葉をいただけるレシピをご紹介します。

たっぷり大葉の塩昆布ごはん

<材料>

  • ごはん 2合(炊いたもの)
  • 大葉(冷凍)5~8枚
  • 塩昆布 10g
  • 白ごま 大さじ2

<手順>

  1. 冷凍した大葉を粉々に砕いきます。
  2. ごはんにすべての材料をいれ、全体をよく混ぜます。

なんとたったの2ステップで完成です!

大葉の量はお好みですが、たっぷりいれると大葉の香りがしっかりと楽しめておすすめです。

まとめ

冷凍した大葉が黒く変色してしまう理由と、それを防ぐための冷凍保存の方法とポイントをご紹介しました。

冷凍した大葉は、保存するときに切り方を変えておくことで様々な料理にアレンジすることができます。

今回ご紹介した方法やアレンジを参考に、オリジナルの大葉活用レシピを考えるのも楽しいですね。

正しい保存方法で大葉の見た目と風味を長く保ち、日々の献立に取り入れてみてください。