みんな大好き、贅沢な鍋でもあるすき焼き。
甘辛で煮たお肉や野菜を、生卵につけて食べるのは冬の楽しみのひとつかもしれません。
どうせ作るならおいしいすき焼きを作りたいものですが、すき焼きを作ってお肉が硬くなってしまったという経験ありませんか?
お肉を硬くさせる原因はしらたきじゃないかと言われますが、実際のところどうなのでしょうか?
しらたきは肉を硬くさせるっていうのは本当!?
すき焼きにしらたきとお肉を入れたとき、お肉が硬くなってしまうということがよくあります。
実際、様々な質問サイトでも「すき焼きのお肉が硬くなってしまった」という質問をしている人が多くいます。
その中でも、しらたきと一緒に入れて硬くなったという内容も多いので、実際しらたきが肉を硬くさせてしまうこともあるのです。
ただし、しらたきがすべての原因ではないようです。
その理由としては、しらたきを入れていなくてもお肉が硬くなってしまうこともあるのです。
それは、煮込みすぎ・お肉が厚い・赤身が多いなどの理由から起きているものなのです。
しらたきによっても肉は硬くなりますが、硬くなる原因はしらたきがすべてではないということですので、しらたきを犯人にしてしまうのは少し気の毒ですね。
しらたきが肉を硬くさせてしまうワケ
すき焼きのお肉を硬くしてしまう理由のひとつとして、しらたきの存在があります。
ですが、しらたきはどうしてお肉を硬くさせてしまうのでしょうか?
その原因ですが、しらたきをつくる工程で、水酸化カルシウムが使われているからとされています。
水酸化カルシウムは凝固剤として、しらたきをつくる工程では欠かせないものです。
しかし、この水酸化カルシウムはお肉を硬くさせてしまう働きもあるのです。
そのため、しらたきがお肉を硬くさせてしまうのです。
お肉を硬くさせないためのポイント
しらたきを入れなければお肉が硬くなるリスクを下げることが出来ますが、すき焼きにしらたきが入っているのが当たり前となっているお家は多いですよね。
そんなケースでは、しらたきが入っていないと何だかとても寂しいすき焼きに感じてしまいますよね。
そこで、しらたきは入れるけれど、お肉を硬くさせないために出来ることはあるのか見ていきましょう。
まず、ひとつめの選択肢はしらたきを下茹でしてからすき焼きに入れるという方法です。
下茹でをすることで水酸化カルシウムが抜けるので、肉が硬くなりにくくなります。
もうひとつの方法が、鍋の中で肉としたらきの置く場所を遠ざけるということ。
お肉のまわりにお豆腐や野菜などでバリケードを作るようにして、出来るだけしらたきを遠ざけるようにすることで、水酸化カルシウムに触れにくくなり、肉が硬くなることを防止できます。
まとめ
すきやきでお肉が硬くなってしまう理由のひとつは、やっぱりしらたきなのです…
したらきは、しらたきを製造する工程で凝固剤として水酸化カルシウムを使用しますが、その水酸化カルシウムがお肉を硬くさせてしまう原因なのです。
ですが、お肉を硬くさせてしまう理由はしらたきだけではなく、お肉を煮すぎたり、厚かったりなどそれ以外の理由もあるので、しらたきを入れていない時にお肉が硬くなった場合にはそういった理由も考えてみてくださいね。