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自家製の漬物 日持ちはどれくらい!?

和食には欠かせないお漬け物。

保存食のイメージがありますが、実は意外と持ちません!

では、市販の物であれば開封してからどれくらい、手作りの物であれば作ってからどれくらい美味しく頂けるのでしょうか。

今回はお漬け物の適切な保存方法から、食べられるかどうかの見極め方までご紹介していきます。

漬物の日持ちってだいたいどれくらい?

結論は、「漬物の種類による!」ということです。

種類によるというのはいったいどういうことなのでしょうか。

ポイントは漬物の塩分濃度です。

保存食のイメージがある昔ながらの漬物は塩分濃度が非常に高く、およそ10%~25%です。

こういった漬物は1年程もちますが、食べる際は塩抜きが必要になります。

一方、最近は漬けた当日食べられる浅漬けや醤油漬けなど様々な種類の漬物がありますよね。

市販品ももちろんのこと、手軽さから自宅で作っている方も多いのではないでしょうか。

また、昔ながらの漬物のように塩分濃度が高いと健康への影響も心配です。そういった健康を気遣う近年の傾向から、最近では減塩した漬物も多数見られます。

しかし、食材に火を通さない&保存力を高める塩分濃度が低いこれらの漬物は意外にも日持ちはしません。

浅漬けであればできれば当日か翌日中、市販品は必ず表示されている賞味・消費期限内に食べきるようにしましょう。

長持ちさせる漬物の作り方!

せっかく作る漬物なら長い間楽しみたいですよね。また、きゅうりや大根の大量消費としても、長期保存できる漬物のレシピを知りたい!と思う方もいるでしょう。

先程もお伝えしましたが、大事なのは塩分濃度です。

浅漬けは塩分濃度3%未満、本漬けは3%~ 保存漬けは10%~25%となります。

つまり、半年〜1年という長期間もつ漬物を作りたい場合は、野菜の10~25%の塩で保存漬けをしなければいけないということです。

もう1つ重要なのは、容器の殺菌です。

煮沸やアルコールなど、容器の材質に合わせて殺菌を行いましょう。

漬物を日持ちさせるための保存方法

塩分濃度がそれほど高くなく、日持ちがしない漬物でも、せっかくなら消費期限ぎりぎりまでは楽しみたいですよね。

ここからは日持ちがしない漬物を美味しい状態で保つ方法を漬物のタイプ別にご紹介します。

市販の漬物でも自家製の漬物でも、漬け汁があるタイプとないタイプがありますよね。

汁気を切ってから保存した方がいいのか、汁に浸した状態で保存した方がいいのか悩むと思います。

漬け汁がないタイプ

たくあんのような”ぬか”に漬けるタイプの漬物は汁がありません。

このような漬物を保存する際に気をつけたいのは、「出来る限り素手で触らず、空気に触れさせない」ということです。

漬物が傷む原因は多くの場合人間の手や空気中の雑菌が原因ですので、これらに触れさせないようにすることが長持ちの秘訣と言えるでしょう。

一度開封したたくあんは、食べる分だけ切って残りはラップでぴったり包み、冷蔵庫で保管しましょう。

その際、チルドルームに保存するのがオススメ。

チルドルームは普通の冷蔵室よりも温度が低いため、漬物の発酵を遅らせることができ、また凍らないので食感などが落ちる心配もありません。

漬け汁があるタイプ

浅漬けなどの漬物は野菜が漬け汁に浸かっています。

そのような漬物を食べかけで保存するときは、汁気をどうするのが正解なのでしょうか。

気をつけることは汁がないタイプの漬物と同じで、「空気に触れさせないこと」です。

従って、漬け汁がある場合は汁に浸からせた状態で密閉できる容器に入れて保存するのが良いでしょう。

汁がない漬物と同様、少しでも発酵を遅らせるために冷蔵庫のチルドルームで保存することをオススメします。

こうなったら食べない方が良い!見分け方は?

ここまで、最近の漬物は意外と日持ちしない日持ちしないと繰り返しお伝えしてきましたが、実際に漬物が腐るとどうなるのでしょうか。

見分け方をご紹介していきます。

まず、カビのようなものが一部でも生えている場合や糸を引いてねばねばしている場合は食べられません。

空気中の雑菌が漬物を食べて排泄したものがネバネバの元となるのです。

見た目に問題がない場合でも、匂いを嗅いでみて明らかに酸っぱい場合は腐っています。

酢に漬けている場合は酸っぱい匂いがして当然でしょ?と思うかもしれませんが、腐っている場合は「ちょっとおかしい」と分かるぐらい異常に酸っぱい匂いがします。

匂いで分からない場合は、一口食べてみましょう。

美味しくないと感じる程酸っぱい場合は腐っています。多少酸味があるのが漬物、などと暗示をかけるのはやめましょう。

まとめ

上手に漬けられると美味しい漬物ですが、保存方法を誤って腐らせてしまうとショックですよね。

長持ちする漬物の特徴や美味しさを保つ保存方法がお分かりいただけたことと思います。

消費期限を過ぎてしまった漬物、腐った特徴が出た漬物は惜しいですが、処分しましょうね。