年の瀬も近付いてくると、予約が始まる物といえば、お正月に食べるおせち料理ですよね!
最近では、日本古来の和風なおせち料理だけではなく、洋風や中華などもあったり、子供向けに子供に人気のキャラとコラボしたおせち料理なんかもあったりします。
さて、そんなおせち料理ですが皆さんのご家庭ではいつ食べますか?
多くの場合は元旦というケースでしょうが、元旦の朝に食べる家庭は果たしてどれくらいなのかFoodBox編集部で調査をしてきました。
おせち料理は本来いつ食べるもの?
いきなり、衝撃的な事実を突き付けてしまうと、おせち料理を元旦に食べるという事自体が間違いという地域もあります。
北海道・東北地方ではおせち料理を食べるのは大晦日であって、お正月を迎えてから食べるものではないという風習があります。
でも、実は間違っているのはこの地方のエリアの人ではなく、元旦に食べると思っている私たちの方なのです…
詳しく紹介していくと、本来のおせち料理は新年を迎えるための料理でした。
それが幕末の頃から、段々と重箱に詰める料理となり、新年にお客様を迎えるときに振舞う料理となり…と現在、元旦に食べる物だと思っているわけです。
ちなみに私たちが食べている一般的なおせち料理は戦後にデパートなどが先述の重箱に詰めるという形で売り始めた事がキッカケで根付いた文化とも言われています。
現代の事情にあったおせち料理を食べるタイミング
昔は年末の大晦日に食べられていたおせち料理ですが、先述の通り来客の人への『おもてなし』として、お正月に食べられるようになったと言われていますが、現代の生活スタイルを見ていると、年越し蕎麦を大晦日の夜に食べるご家庭も多いですよね。
おせち料理はいったいどのタイミングで食べられているのかを見ていきましょう。
- 1位 元旦の朝 52.1%
- 2位 元旦の夜 16.1%
- 3位 元旦の昼 11.4%
- 4位 大晦日の夜 10.6%
- 5位 1月2日以降 7.4%
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元旦の朝
- やはりお正月、元旦の行事ですので、12月の後半から買出しに仕込みと計画を立てて毎年作り、元旦の朝に家族そろって新年の挨拶とともに皆で食べます。年間を通しても、特別な一日という認識です。
- 大晦日は夜更かしをしているので、結構遅い時間に起きてきて10時くらいから、ちょっと昼ごはんのような感覚でおせちを食べるのが我が家の恒例となっています。
元旦の夜
- 元旦の昼間は親戚へのあいさつや初詣、ショッピングモールの初売りと、自宅にいることがないので、ゆったり自宅で過ごすのがどうしても夕方以降なので、夜に食べます。
- おせち料理は毎年、夫が仕事つながりでお得意先から購入することがほぼ決まりとなっています。そのおせちを大晦日に受け取り、それを持って車で1時間の夫の実家へ帰省し、親戚一同が揃うのが元日の夜なので。
元旦の昼
- 家族や仲の良い親族で集まりだし、揃うのがお昼ご飯のタイミングであることが多いのでお昼からみんなでワイワイと食べます。
- 元旦の朝は家族みんな起きる時間がバラバラなのと、1年中朝食はパン食なので、家族全員でお昼は食卓を囲むので、そのタイミングでおせちをみんなで頂きます。
大晦日の夜
- 大晦日の夜用のおかずを用意しないため。年越しそばだけだとさみしいので大晦日の夜から食べてしまいます。
- 大晦日には来客もなく、家でテレビを見ながらゆっくりとしているのが我が家の過ごし方なので家族が揃ったら、早めの時間におせちを食べ始め、お酒なども飲んで過ごします。
1月2日以降
- 出来れば元旦の朝に食べたいのですが、子供たちが元旦の昼間からライブに出掛けることが多く、ゆっくり食べる時間がないので、家族が落ち着く1月2日の夜ご飯から食べます。
総評
完全に現代においては、おせちは大晦日ではなく元旦にシフトしたというのがよく分かる結果なのではないでしょうか。実際に約8割のご家庭で元旦におせち料理を食べ始めているという結果となりました。
また、おせち料理を家で作っているという家庭なほど、作りながら食べてしまうみたいな意見が多く、大晦日から食べているという家庭が多いようです。
ほんわかする意見としては、「おせち料理は家族で食べる物! 親戚が実家に帰省してくるので、1月2日に全員揃ってから」や「大晦日は子供たちがカウントダウンライブに行って、朝は寝ているので夜にみんなで!」というようなおせち料理が家族の絆と共にあるというような意見もありました。
今年もあと2か月半を切りましたが、2016年もおせち料理をみんなで食べれるといいですね!