スーパーなどでしめじを買おうとした際に、ぶなしめじという表記があったり、しめじという表記があったりと同じようなしめじなのに表記が違うことで混乱することってありませんか?
しめじとぶなしめじってどういう違いがあるのでしょうか。
その秘密を探っていきたいと思います。
しめじとぶなしめじは別物!?
店頭でしめじと表記されているものとぶなしめじと表記されているものがありますが、これらは同じものだと思って大丈夫です。
基本的に人工栽培されていることが多いしめじはかさの色が灰褐色~薄茶色で、軸は白色というのが特徴です。
ですが、しめじと名がつくもので、勘違いしやすいのが本しめじとぶなしめじです。
これもしめじとぶなしめじの様に違いがないでしょと思われるがちですが、本しめじとぶなしめじは違うものなのです。
何かごちゃごちゃした話になりそうですが、お付き合い下さい。
ぶなしめじと本しめじの違い
ぶなしめじと本しめじが違という話が出てきましたが、この両者の違いを見ていくことにしましょう。
まず、ぶなしめじはシメジ科シロタモギダケ属のきのこで、基本的には人工栽培をされているきのこで、古くから日本に自生しているきのこです。
しかし、このぶなしめじが食べられるようになったのは実は最近のことで、人工栽培にいたっては1970年代から始まりました。
それに対して、本しめじは、シメジ科シメジ属のきのこで、数十年前までは天然ものしかなかったため、超高級食材のひとつでスーパーではめったに見られるものではありませんでした。
ですが、10年ほど前から人工栽培がされるようになったことから、最近ではスーパーでも見られるようになりました。
しかし、人工栽培がされるようになった今でもぶなしめじと比べると値段は高く、ちょっとお高いきのこです。
見た目の特徴としては、ぶなしめじよりもきのこひとつひとつが大きく、傘も軸も丸っぽい形状をしています。
また、きのこの中でも大変おいしいとされているきのこです。
この2つがよく勘違いされる理由として、数年前までぶなしめじを本しめじとして販売されていた時期があるとされています。
そのため、ぶなしめじが本しめじと勘違いをするようなことが起きてしまっているのです。
ぶなしめじと本しめじ 栄養の違い
かつては超高級食材とされていた本しめじとぶなしめじでは栄養面にはどのような違いがあるのかを見ていくことにしましょう。
まず、ぶなしめじはビタミンが豊富なだけではなくカリウムなどをはじめとするミネラルも豊富に含んでおり、食物繊維やアミノ酸なども含まれています。
そのため、ダイエットをはじめ美肌づくり、免疫アップなどにも効果があるとされています。
一方、本しめじもぶなしめじ同様に、同じような栄養が含まれています。多少の栄養の違いはありますが、きのこの分類で栄養が似ているといえます。
まとめ
ちょっとゴチャゴチャした話になってしまったので最後に整理をすると、しめじとぶなしめじは、シメジ科シロタモギダケ属の同じきのこ。
しめじの中で違いがあるのが、ぶなしめじと本しめじです。
ぶなしめじは一般的に売られているしめじですが、本しめじはまだ大量には生産されていないため値段が高めの食材です。
見た目も本しめじの方が大きく全体的に丸っとしているので違いは分かりやすいですよ。