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納豆と生卵は食べ合わせが悪い!? その理由に迫る!

納豆は、古くから日本の食卓で愛されてきた日本を代表する発酵食品の一つですね。

私も、毎日のように食べるほど大好きです。大根おろしや梅、シソなど様々な食材と一緒に食べても美味しいですよね。

しかし、そんな納豆と食べ合わせが良くないと言われている食材があるのはご存知でしょうか。

その中のひとつ、納豆と生卵ですが、実は、食べ合わせが良くないと言われているんです!

どちらも美味しい上に栄養価も高い食材なだけにびっくりしてしまいますよね。この二つの食材の食べ合わせがなぜ悪いといわれているのか、また、その真相について詳しくご説明いたします!

納豆と生卵の食べ合わせはなぜ悪いと言われているの?

納豆に含まれる「ビオチン」というビタミンB群の一つが生卵の卵白に含まれるたんぱく質の一つである「アビジン」と結合するとビオチンが体内に吸収されなくなり、栄養素を十分に取り入れられなくなるため食べ合わせが悪いと言われているのです。

ビオチンは、ビタミンB群のひとつで、もともと、皮膚炎を防ぐ効果があるビタミンとして発見されました。

近年では、アトピー性皮膚炎の治療薬にも使用されてるほど皮膚の健康を保つ効果のある栄養素で、「皮膚のビタミン」とも呼ばれています。

また、三大栄養素がエネルギーに変わるときに代謝を助け、抜け毛や白髪などを予防する効果もあります。

ビオチンは様々な食材に含まれ腸内の善玉菌によって合成されるので、極端な偏食をしない限り不足することはないので納豆のビオチン以外からでも摂取できるので安心してくださいね。

ポイント
納豆に含まれる皮膚や頭皮に良いとされる「ビオチン」が、卵白のたんぱく質「アビジン」によって効果が得られることなく排出されてしまうため

納豆と生卵の食べ合わせは、ビオチンの効果が得られなくなるというデメリットはありますが、健康被害が起きるわけではないので、どうしても卵と一緒に食べたいという方は、食べても問題はないです。

しかし、ビオチンの効果を得たい方には、卵白を除いた黄身だけを加えれば大丈夫です。

ポイント
納豆に生卵を加えたい時は、卵黄だけを加えて食べれば問題なし

納豆と生卵以外の卵料理との食べ合わせは?

生の卵白に対して納豆のビオチンが影響を受けるので、卵白が生の状態でなければ、問題はありません。

例えば、納豆と卵焼きや目玉焼き、ゆで卵などを一緒の食事で食べても大丈夫です。

また、納豆にはビタミンB2、B6が大豆よりも多く含まれていて、血栓を溶かすナットウキナーゼが含まれています。

ナットウキナーゼは、血液をサラサラにし、動脈効果や脳梗塞、心筋梗塞を予防する効果や納豆菌が腸内環境を整え、下痢や便秘、さらに発ガン物質の発生を抑えてくれます。

しかし、ナットウキナーゼは、加熱によって効果が失われてしまうため、加熱調理では効果を得ることはできません。

つまり、「納豆オムレツ」などの加熱調理は、ビオチンとナットウキナーゼの効果を同時に失ってしまうので、納豆の栄養効果を最大限に得たい場合は、納豆はそのまま食べたほうが良いということになります。

とはいえ納豆にはその他のたんぱく質やミネラル、ビタミンなど加熱に強い栄養素も含まれているので、全く栄養が得られないわけではありません。

ポイント
ビオチンは生の卵白だけに反応。加熱調理した卵料理と一緒に食べても問題なし。ただし、なるべく納豆を食べるときはそのまま食べる方がより効果的。

納豆と生卵の食べ合わせの効果

これまで、納豆のビオチンの効果を得るためには生の卵白を一緒に食べないほうが良いとお話してきました。

しかし、納豆メーカーによりますと、実は納豆と生卵と一緒に食べることで、カルシウムの吸収が良くなるそうなんです。

納豆に不足しているビタミンAも含まれているので栄養的にもバランスが取れているのでビオチンの効果は得られなくても、栄養バランスとしては健康的な食事であるということがわかりました。

納豆×生卵の組み合わせが好きな方に朗報ですね。

納豆とその他の食材の食べ合わせついて

納豆は、卵以外にも食べ合わせが悪いのではと噂されている食材の組み合わせがあります。

その組み合わせについてその噂の真偽を調べてみました。

納豆×酢

「お酢を混ぜることで納豆菌が死滅するのでは」ということを言われてきましたが、一般的に納豆菌の胞子は酸に強いと言われており、胃の中の強酸環境を通り、腸にも届いていることが確認され、死滅することはないということがわかりました。

逆に、血流改善や血栓を溶かすなど効果が得られる可能性が高いそうです。

納豆×ヨーグルト

納豆とヨーグルトを一緒に摂取すると、納豆菌が乳酸菌の餌となり腸内の善玉菌が増えるそうです。

納豆にひとパックに対して大さじ4程度加えてタレを加えて食べて見てください。野菜と一緒にサラダ風に食べるのもおすすめです。

ただし、別々に同じ食事で食べても効果をえることができます。

納豆×ビール

「納豆とビールを一緒に食べると爆発する」という噂がありました。

納豆をしっかり混ぜて、ネバネバの状態にした後に、ビールを口に含むとビールの泡が消えにくくなり、口の中で泡が残り、吹き出しそうになるそうです。

大量の納豆とビールを口に含むと吹き出してしまい、爆発したように見えるようですが、普通に納豆を食べたあとにビールを飲んでも何の変化も起きません。

この食べ合わせは健康を害する食べ合わせではないようですね。

Youtubeで色んな方が爆発実験をしていますので、気になる方は見てみてください。

実験してみた動画「納豆とビールを口の中で混ぜると爆発するらしい」

最後に

納豆との食べ合わせが悪いと噂されていた食材は実は、良い食べ合わせの食材であったり、健康被害を及ぼすような食材ではありませんでした。

昔から、様々な食べ合わせについて言い伝えがありますが、近年の研究などにより、実は、栄養学的、医学的に問題がなかった食べ合わせや健康効果を期待できる食べ合わせが他にもあることが分かってきました。

情報は日々、更新されていきますので、全ての情報を鵜呑みにせず、様々な食材からバランスよく栄養を摂取し、食事を楽しんでくださいね。