生卵は10個単位で売っていることが多いため、ちょっと使わないと賞味期限が切れてしまうことってありますよね。
卵の賞味期限はそこまで長くないので、一人暮らしや卵をあまり食べない家庭では余ってしまうことがあります。
そんな賞味期限が切れた卵ってどうしていますか?
生のままだと腐ってしまいそうだからとゆで卵にすることまりますがそれで賞味期限が伸びることはあるのでしょうか?
生卵の賞味期限
生卵の賞味期限ですが、目安は、卵のパックに記載されているものです。
この記載されている賞味期限は、卵を生の状態で食べられるという賞味期限だと捉えて下さい。
つまり、記載されている賞味期限が過ぎてしまった場合は生卵として食べない方がいいというわけです。
卵で一番怖いのはサルモネラ菌で、賞味期限が切れた卵の中でサルモネラ菌が増殖し、それを食べると感染してしまいます。
そのため、賞味期限が切れた生卵は食べてはいけません。
ですが、卵としての賞味期限は大体購入してから1か月ぐらいだと思っておいてください。
サルモネラ菌が増殖してしまっても、基本的には熱を加えればサルモネラ菌は死んでしまうので生卵としてではなく、熱を加えるということをすれば賞味期限が切れていても卵を食べることが出来るのです。
もちろん卵の殻が割れてしまっているようなものはダメですが、殻などが割れていない状態で冷蔵庫で保存していれば1か月ぐらいは卵として使うことが出来るのです。
ゆで卵の賞味期限
卵の賞味期限が1か月ぐらいあるということは知らず、賞味期限が近くなった卵を急いでゆで卵にするという人も結構多いですが、ゆで卵の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
ゆで卵の賞味期限は、その状態によっても違います。
既に殻を剥いてしまった状態であれば、冷蔵庫でも1日が限界です。
殻にひびが入ってしまっているゆで卵は2日くらい、まだ殻を剥いていない状態のゆで卵は3日くらいになります。
つまり、ゆで卵にしてしまうと最大3日の賞味期限ということになるのです。
ゆで卵にしない方がいい?
ここまでで、卵の賞味期限は1か月ぐらいとご紹介しました。
一方、ゆで卵の賞味期限は最大でも3日ほどです。
つまり、卵の賞味期限が近くなってきたからといってゆで卵にしてしまうと、卵の寿命を短しくしてしまうことになるのです。
そのため、賞味期限が切れそうでもゆで卵にして保存するよりは、そのままの状態にして食べたいときに加熱するという方が長く使うことが出来るんです。
まとめ
卵のパックに記載されている賞味期限は、生卵としての賞味期限で卵として使えるのは1か月ぐらいです。
ゆで卵の賞味期限は長くても3日なので、賞味期限が切れそうだからといって、卵をすぐにゆで卵にしない方がいいですよ。
ちなみに、加熱すれば1か月以内の間であれば食べられますが、半熟のオムレツやゆで卵だとサルモネラ菌が完全に死滅しない可能性があるので、賞味期限が切れた場合にはしっかりと加熱するということを意識しておいてくださいね。