夏の岩牡蠣、冬の真牡蠣とクリーミーで濃厚な牡蠣を生で食べられる時期です。
1年を通して加熱しては食べることが出来ますが、生で食べられる期間は限られています。
そのため、生牡蠣を楽しみにしているという人も多いですよね。
ただ食べるときに気になるのが、食中毒の心配です。
牡蠣による食中毒の例は頻繁にあることから、牡蠣にあたるとどんな症状が出るのか、また潜伏期間はどれくらいなのかということをご紹介していきます。
牡蠣であたった時の症状
生牡蠣を食べてなる可能性がある食中毒は、ノロウイルスによるものです。
冬に集団感染することでも有名ですが、牡蠣が原因でノロウイルスに感染することも多々あります。
ノロウイルスに感染すると、どんな症状が出るのでしょうか?
ノロウイルスに感染すると出てくる症状が、下痢や吐き気など食中毒の代表的な症状です。
それ以外には、腹痛や38度程度の発熱が出ることもあります。
基本的には3~5日ほどで症状は治まり、中には感染しても症状がほとんど出ないという場合もあります。
ただ、免疫力が弱い高齢者や子供が感染すれば症状が重症化することもあるので、注意が必要です。
食べてからの潜伏期間
生牡蠣を食べて気になるのが、ノロウイルスに感染していた場合いつまでに発症する可能性があるのかということです。
ノロウイルスの潜伏期間は、24~48時間と短期間で発症するのが特徴です。
つまり、1~2日以内には発症するのです。
食べてから、数時間で発症するという人もいるので、基本的に分かりやすい食中毒です。
感染した場合の対策法
ノロウイルスに感染してしまった場合、どのような対策が出来るのでしょうか?
まず、意識したいのが、脱水症状です。
これは、ノロウイルスの症状として嘔吐や下痢がひどい場合、意識して水分をとらないと脱水症状を引き起こす可能性が高いからです。
なので、ノロウイルスに感染した場合には経口補水液などを手元に置いて水分補給を忘れないようにしましょう。
ウイルス感染のため、対症療法しか治療法がないためとにかく脱水症状にならないようにすることが早く治すためにも大切です。
また一方で、他の人に感染させないというのも大切なことです。
飛沫でも接触でも感染するため、特に家族が同じお手洗いを使用している場合にはかなり感染する可能性が高くなってしまうのです。
自宅にお手洗いが2つある場合には、別々に使うことが一番です。
もし、無い場合には感染者がお手洗いを使用した後はマスクや手袋をしてしっかりと除菌することが大切です。
まとめ
大人がノロウイルスに感染する理由として高いのが、この生牡蠣によるものです。
大丈夫かなと思って食べたら感染してしまうということも多いです。
食べてから2日以内には感染した場合発症するので、自分の様子に注意することはもちろんのこと、感染してしまった場合にはまわりの人へ感染させないようにすることを心がけてくださいね。