和食屋さんなどで天ぷらを食べる時、天つゆと一緒に出てくることがほとんどです。
自宅でも天ぷらを食べる場合にも天つゆを使って食べたい、と思ってもなかなか天つゆが自宅にあることは少ないです。
大抵自宅の冷蔵庫においてあるめんつゆは天つゆに似ているように感じますが、天つゆはめんつゆよりも少し色が薄いです。
自宅にあるめんつゆで天つゆの代用をすることはできるのでしょうか?
天つゆとめんつゆの違い
まず、天つゆとめんつゆにはどういった違いがあるかについてみていきましょう。
天つゆは、その名の通り『天ぷらを食べるためのつゆ』です。
一方で、めんつゆは『麺を食べるためのつゆ』です。
めんつゆは基本的に、昆布やカツオの出汁にしょうゆを入れた濃いものになっており、本来、麺をつけて食べる用になっているので濃い味になっているのです。
天つゆは、めんつゆよりも色が薄いですし実際めんつゆと比べると味も薄いです。
さらに天つゆはめんつゆよりも、砂糖やみりんなどを足して甘さがプラスされていることがほとんどです。
つゆのベースが昆布やカツオのしょうゆというのは共通ですが、天つゆはそこに甘みがプラスされて濃度も薄いというのが天つゆの特徴ともいえるのです。
市販のめんつゆで天つゆの代用は可能!?
昆布やカツオの出汁にしょうゆを入れているというベースは一緒ですが、めんつゆで天つゆの代用をすることはできるのでしょうか?
実際に市販されている『ヤマサ 昆布つゆ』を例にしてみていきましょう。
『ヤマサ 昆布つゆ』は大抵のスーパーにおいてあるメジャーなめんつゆです。
『ヤマサ 昆布つゆ』のラベルにもホームページにも書かれていますが、めんつゆの利用方法と水またはお湯との割合についてみることができます。
その利用方法のひとつに、【天つゆ・丼もの】というように書かれているのです。
つまり、めんつゆを販売している会社もめんつゆを天つゆに使うことをおすすめしているのです。
もちろんヤマサだけではなく、他のめんつゆを販売している会社でも”天つゆに使える”としているところは多いです。
実際に市販のめんつゆは出汁としょうゆだけではなく、砂糖やみりんなどが入っているのがほとんどのため、水やお湯などで濃度を薄めれば天つゆへの代用が可能となるのです。
具体的な代用方法
めんつゆを天つゆに代用する場合には、どのように使用していけばいいかを見ていくことにしましょう。
簡単な代用方法と少し凝った代用方法の2つをご紹介します。
簡単めんつゆレシピ
これは、めんつゆのラベルなどに書かれている通りに水またはお湯で薄めるだけです。
3倍希釈のめんつゆであれば、めんつゆ:水またはお湯=1:2~3です。
これだけで、簡単に天つゆとして、使用することができます。
ちょっとこだわりのめんつゆレシピ
少し凝った代用方法は、めんつゆにみりんとしょうゆを足して加熱するという方法があります。
めんつゆ1カップに対して、大匙3のみりんとしょうゆを入れて電子レンジまたは小鍋で加熱したら完成です。
みりんをプラスすることで、甘みが増して凝ったようになりますよ。
まとめ
天つゆが自宅に常備してあるということはほとんどありませんが、自宅に大体常備してあるめんつゆで簡単に天つゆを作ることができます。
天つゆを使ってよりおいしく天ぷらを食べたい時は、天つゆに大根おろしや生姜のすりおろしなどもプラスするのがおすすめです。
天ぷらがこってりしているので、さっぱりとさせてくれますよ。
昆布出汁でもかつお出汁でも、3倍希釈であればご紹介した方法で代用できるので、ぜひ試してみてください。