揚げたての天ぷらは、サクサクで美味しいですよね。
大葉やかぼちゃ、いろんな野菜と衣の相性も抜群で私も好きな食べ物の一つなのですが、今まで、子供たちは、「今日の夕御飯は何?」と聞かれ、「天ぷらだよ」と言うと、「えーっ」と言われていました。
その話を周りのママ友達にしてみると同じように悩むママが結構いるということが分かりました。
それからは子供達になぜ、苦手なのか、どうしたら「美味しい」と言ってもらえるか、試行錯誤しながらようやく子供が喜びそうな天ぷらの作り方にたどり着き、美味しいと言ってもらえるようになりました。
そこで、お子さんが自宅で天ぷらを夕飯に出すと思うように食べてくれなくて困っているという方のために私のおすすめの作り方をご紹介いたします!
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子供が好きな天ぷらの具材とは
子供たちの意見、小学校や幼稚園の給食の献立、本のレシピを参考におすすめの具材を紹介します。
- さつまいも
- かぼちゃ
- とうもろこし(コーン)
- 鶏肉(鶏てん)
- 野菜のかき揚げ(人参、ごぼう、玉ねぎ、コーン等)
- エビ
- 白身魚
- ごぼう
- ちくわ(磯辺揚げ)など
子供たちが好む天ぷらを見てみると、具材に甘味を感じられる食材が多いなと感じました。
また、具材そのもの以外にも、苦手とする子供たちは、食感が苦手と言っている場合もあり、その場合には、揚げ方や衣の作り方を工夫することで、苦手意識がなくなる可能性が高いです。
私は天ぷらでも、いろんな野菜を食べて欲しいという思いがあったので、子供が好きな具材をかき揚げにして苦手な葉物をプラスしたり、食感を楽しめるように工夫をしたりしました。
子供が喜ぶ食感とは?
美味しい食感といえば、揚げたてサクサクですよね。
ベチャベチャの天ぷらでは、いくら新鮮な食材を使用していても美味しさが半減してしまいます。
しかし、猫舌の子供たちには、揚げたてアツアツの天ぷらを食べることができないので、ポイントは冷えてもサクサク感を感じられる食感が残っている衣にすることです。
おやつ感覚に衣を仕上げることで、天ぷらに対する抵抗感が下がるということが分かりました。
冷えてもサクサクになる衣を作るポイント
市販の天ぷら衣でも冷えてもサクサクになるタイプもあるかと思いますが、今回は、自分で作る衣のポイントをご紹介します。
ポイント① 材料を混ぜすぎない
混ぜすぎると、サクッとした食感を出す粘り気が出てしまいベタっとしてしまいます。
粉っぽさが残っているくらいでちょうど良いです。
また、食べる直前で、粉と水分を手早くまぜて揚げることが大切です。
ポイント② 具材の水分をしっかり拭きとる
水分が残っていると、衣をつけても水分が衣に付着して結果的にドロッとした衣になってしまったり、油ハネの原因になるので、キッチンペーパーなどを利用して水分をとっておきましょう。
ポイント③ 小麦粉に片栗粉を加える
とろみ付けのイメージが強い片栗粉ですが、実はサクサクを出すのにも役立ちます。
それは、小麦粉には小麦グルテンというたんぱく質が含まれて、小麦だけの衣だとしっかりした衣になりますが、片栗粉は、じゃがいものでん粉だけのため粘り気のないさくっとした食感を出すことができます。
ポイント④ ベーキングパウダー(膨らし粉)または、炭酸水を入れる
我が家では、自分で天ぷら粉を作るときは、ベーキングパウダーを混ぜています。
ベーキングパウダーはパンケーキやマフインなどお菓子などを膨らませるときに用いられるものです。
フリッター(西洋風天ぷら)を作る時にもベーキングパウダーが用いられています。
片栗粉がないとき小麦粉だけの場合でもサクサクに仕上がります。
また、水の代わりに炭酸水を入れることで炭酸によって、衣の中に空洞ができ、ベーキングパウダーと同じくさくっとした食感が生まれます。
ポイント⑤ 火が通りにくい具材はあらかじめ下茹でをしておく
さつまいもやかぼちゃなどは、あらかじめ飛雄を通しておくと油で揚げる時間を短縮できます。
電子レンジを利用して蒸しておくと簡単に下ごしらえができます。
ポイント⑥ 子供が食べやすい大きさにする
小さいお子さんに出す場合、大きすぎると食べるにくいためそれだけでも食べる意欲が減ってしまいます。
さつまいもやかぼちゃをスティック状や一口大にしたり、かき揚げも小ぶりサイズにすると食べやすいです。
もちろん、大人サイズのものを焼いたあとで、子供用にカットするだけでもよいと思います。
かき揚げも、小ぶりにするだけでなく、切るサイズも小さくすると食べやすくなります。
また、人参などは、子供の好きな型抜きを使うとそれだけで子供は喜んでくれますよ。
ポイント⑦ 天ぷらを揚げる時の温度を適温であげる
火の通り易い具材は、180℃くらいが適温です。
お使いのコンロや鍋に温度を表示するものが付いていないときは、菜箸を鍋の中に入れて鍋に泡が勢いよく浮かび上がってきた状態だと180℃くらいです。
火の通りにくいものは、170℃。
骨があるような魚の場合は、160℃からゆっくり揚げて最後に温度を上げて表面をカリッとさせてください。
それ以上高温で揚げると衣が焦げやすくなるため、色が茶色くなりすぎたり焦げ臭くなると苦味を感じで子供が食べたがらなくなりますのでご注意ください。
泡の出方と温度の目安をマスターすると、温度の目安が分かりますよ。
また、古い油よりの新しい油の方がカリッと揚がります。
油を大きな鍋にたくさん使うともったいないので小さな鍋に油を入れて高さを出したほうが同じ量でも上手にあげることができます。
- 低温(150℃~160℃):菜箸に細かい泡がふつふつと上がってくる状態
- 中温(170℃):菜箸にやや大きめの泡が少し上がってくる状態
- 高温(180℃~190℃): 菜箸にたくさんの泡がぶくぶく上がってくる状態
我が家の衣のレシピ
- 小麦粉60g
- 片栗粉40g
- ベーキングパウダー2/3
- 水80g
- 塩コショウ少々
卵、マヨネーズ、酒や油を入れるレシピなどたくさんあります。
我が家では、少ない材料で作れるいたってシンプルな材料に落ち着きました。
最後に
子供は、まずは見た目、次に食感と味といった具合に、子供が食事を食べる際に自分が食べたいと思えるかのビジュアル要素も重要のようです。
次に食べてみて甘味を感じるか、食感が良いかなど子供達なりに自分の基準があるので、まずはご自身のお子さんが好きそうな具材を選んでさくさく食感の天ぷらにチャレンジしてみてください。
衣にもレシピによって色んな作り方がありますので、ご家庭にあった材料を選んで作ってみてください。
何度か作っていくうちにお気に入りのサクサク衣ができますよ。
ぜひ、お子さんから星3つもらえる天ぷら作りにトライしてみてくださいね。