プリンに醤油はウニの味？ 本当はまずいって噂の真偽は！？

キュウリにはちみつをかけるとメロンの味に、醤油ラーメンにバニラアイスクリームを入れると豚骨ラーメンの味に、羊羹にバターを合わせるとスイートポテトの味に…このような一見合うの？という食べ合わせはたくさんありますよね。

今回は異色な食べ合わせの中でも、プリンと醤油の食べ合わせについて詳しくご紹介します。

甘くておいしいプリンが醤油をかけるだけで高級食材としても名高いウニの味わいになるなんて、人間の味覚は不思議ですよね！

どんなプリンと醤油の組み合わせでもウニの味になる？

ウニが大好きというわけではないため、このウニは美味しいなど味わいについては詳しくはよく分かりませんが、試しに1度やってみたことがあります。

試してみてウニがおいしいもの！という考えに至れば、ウニをお寿司屋さんで食べることができるのではないのか？と思い面白半分でやってみることに！

家にあったプッチンプリンに、濃口醤油を数滴たらしてから食べてみると…甘さとしょっぱさが交わることなく、それぞれの味を主張していて、まずい！ まったくおいしくありませんでした。

プリンと醤油の組み合わせは、何でもいいわけではなかったのです。

ウニを感じやすいプリンと醤油

ひとくちにプリンといっても、たくさん種類があります。

焼きプリン、ミルクたっぷりの柔らかいプリン、卵多目の昔懐かしい固めのプリン、クリームが乗っているプリン…。

醤油も濃口醤油、薄口醤油、九州地方でよく使われる甘めの醤油、だし醤油…など、組み合わせはたくさん考えられます。

醤油は家庭にあることが多いと考えられるキッコーマン濃口醤油に絞り、プリンはコンビニエンスストアやスーパーで手に入れやすい銘柄に絞って検証してみました。

キッコーマン濃口醤油で検証！

検証するために用意したプリンは、パステルのなめらかプリン、森永の焼きプリン、プッチンプリンです。

~ 検証結果 ~

キッコーマン濃口醤油ではウニと呼べる組み合わせはありませんでした。

しかし、プリンはプッチンプリンが最有力候補だったので、次はプッチンプリンにさまざまな醤油をかけて検証してみました。

プッチンプリンで検証！

濃口醤油以外で、スーパーで販売されている醤油を中心に検証してみました。

薄口醤油は塩分濃度が濃口醤油よりも高く、よりしょっぱくなってしまうと思い検証対象から外しました。

~ 検証結果 ~

生醤油の中でも、島根県奥出雲町で作られている“丸大豆生しょうゆ”が1番ウニの味わいに近かったです。

この醤油は醤油専門店にて、おすすめの食べ方としてプリンにかけるレシピが載っているほどです。

この組み合わせだと、最初の味わいはウニなのですが、食べていくうちにプリンの甘さを感じるようになります。そこでおすすめのトッピングが海苔とわさびと少しのカラメルです！

海苔＋わさび＋カラメル

プリンに醤油をかけて食べるとき、カラメル部分を避けて食べたほうがおいしいです。

しかし、海苔とわさびをトッピングするとき、醤油を多めにかけるとしょっぱさが際立ってしまいます。

そこでカラメルを少し入れると、ほんのりとビターな甘さが加わるため、ウニの味わいに近くなります。

~ プリンウニのレシピ ~

1. プリンを形が残るくらいに混ぜて、海苔とわさびを加える
2. カラメルを少し入れ、醤油を多めに入れて混ぜて完成

ポイントは入れる分量と、形を崩しすぎないことです。混ぜすぎてペースト状にしてしまうと見た目が悪くなってしまいます。

実はプリン専用醤油が存在する！

ウニの風味を楽しむだけなのに、わさびと海苔をわざわざ用意するのが面倒くさいという方におすすめなのが、“プリン専用醤油”です！

このプリン専用醤油は通常販売されている濃口醤油をベースに、なんと魚介エキスが入っています。

そのため海苔を入れずに醤油だけでもウニの持つ磯の香りを感じることができます。

実はこのプリン専用醤油は、なんと卵かけご飯にも合います♪

このプリン専用醤油を、濃口醤油で検証したプッチンプリンと食べると、今までの組み合わせの中で最もウニらしい味になりました！

少し固めの食感もウニらしさに貢献しています。プリンと醤油の食べ合わせでウニを感じたい方は、プリン専用醤油とプッチンプリンの組み合わせをお試しください！

この場合、カラメルはないほうがよりウニのような味わいになります。

最後に

今回はプリンと醤油でウニの味わいになるかどうかの検証を体を張って行ってみました。

プリン専用醤油を使うと、簡単においしくウニの風味を楽しめることができていいですね。

少しお高めですが、プリンだけでなく卵かけごはんにも使えるので、買ってみる価値はあります！