先日じゃがいもの保存箱の奥から見落としていた、芽のちょこちょこと生えたじゃがいもが…
しまった!と思いつつもまだ大丈夫だよねと食べることに。同じような経験をした方いらっしゃいますよね!
皆さんは食べるか、それとも諦めるかを決める時はどのような状態になってですか?
今回はじゃがいもの芽とどんな状態まで食べれるのかをご紹介したいと思います。
じゃがいもの芽には…
じゃがいもの芽は毒があるから食べてはダメという事はご存知ですよね。
芽にはメラニンやチャコニンという天然毒があります。
以前まではメラニンだけでしたが、成分の解析からチャコニンという成分も公表されました。
この天然毒は神経毒で、食べてしまうと吐き気や嘔吐、めまい、下痢、腹痛などの症状が起こります。
皮にも毒がある!
幼稚園児の食中毒でニュースになりましたが、皮が緑色になってしまったじゃがいもがありますよね。
日光に当たると緑色になるのですが、この部分にも毒素が含まれているの気を付けてください。
私も体験しましたが、緑の皮をピューラーで剥いて調理するとえぐみを感じ、少し舌が麻痺した感じが続きました。
さらに驚きの情報が実は2~3cm程の小さなじゃがいもにも毒素があるらしいのです!
家庭菜園で育てている方はもったいなくても、小さいじゃがいもは食べないでくださいね。
また、加熱してもこの毒は全部なくなったりはしないので、芽の部分は付け根までえぐり取り、緑色の皮は厚く剥くようにしましょう。
食べられる期限の目安と保存期間
芽が出てしわしわになると食べる気が失せてしまいますが、意外と食べれるものなんです。
芽が出ると養分を吸って大きくなろうとし、外側から柔らかくなっていきます。
この芽をこまめに取ればしばらくは長持ちします。
じゃがいもは外側からシワシワになっていきますが、食感が悪くなるだけなのでその点を除けは食べれます。
この辺は好みでとしか言いようがないのですが、半分に切って中が腐ってなければ大丈夫です。
また中身で変色している部分があれば、切り取れば、残りの部分は食べることが出来ます。
じゃがいもは保存がいいと1~3カ月は持ちます。
暗くて涼しい場所が適切で、保存する際は新聞紙で包むのがオススメです。
乾燥が防げますし、光による毒の生成を防げますよ。
買ったらそのまま冷蔵庫に入れてしまいがちですが、冷蔵庫よりも常温での保存が良いとご存知でしたか?
冷蔵庫に入れてしまうと、ざらざらとした食感になり風味も変わってしまいます。
夏場は気温が高いので冷蔵庫に入れて、それ以外は外に出して保存するとじゃがいもの風味が長く味わえます。
一口メモ
うちは大雑把なので段ボールに新聞紙を敷きじゃがいもを入れ、また新聞紙で蓋をして保存をしています。
じゃがいもの保存といえば昔、調理の先生からリンゴを入れるとOKと聞きましたがどうなのでしょう?
調べてみると確かにリンゴが芽の抑制に良いとありましたが、家庭では条件が揃わず効果が薄いようです。