この間、最近結婚した友人とお茶会をしていると料理の話でこんな話を聞きました。
現在料理の修行中という彼女はルーの箱に書いている通りに作っているのに、シチューやカレーが水っぽくなってしまうとのこと…
軽く受け答えをしてその場はお開きになったのですが、彼女はちゃんと作っているのにどうして水っぽくなったのでしょう?
今回はシチューが水っぽくなる原因とシチューの水の分量についてご紹介します。
水っぽくなってしまう原因は
本来だと野菜の水分なども原因の一つなのですが、友人に話を聞いて分かったのですが彼女は圧力鍋を使っていました。
新婚さんで修行中ですが良い器具が揃ってますね…羨ましい(笑)
しかし、使い方をちゃんと覚えないで使っていると失敗の元なのでご注意を!
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、圧力鍋を使う時は普通の鍋で使う時よりも水分を減らすことは鉄則です。
圧力鍋は煮込む時間の短縮にもなりますがその分の水分が減りません。彼女はここで失敗していたようです…
また、圧力鍋に限らず、普通の鍋で蓋をして煮込んでいる時も水分の蒸発が少なくなるので水っぽくなることがあります。
元々ルーで作る水の分量には”水分の蒸発量”が含まれて計算されています。
なので、煮込み方や鍋を圧力鍋にを変えてしまうと水っぽくなることが…
しかも!今回初めて知ったのですが、メーカーによってのこの計算分の量も違うのです。
ルーの箱によっては煮込むときに蓋をしない場合と、蓋を少しずらして作るように記載しているがあるのをご存知でしょうか?
シチューで有名なハウス食品では蓋はしないで作る分量になっていているんですよ!
作り方の下や分量の隣に「もし蓋をする場合は水分は~」といったように記載がされています。
また「とろけるシチュー」などを出しているS&B食品では蓋を少しずらして煮込むように書いてあります。
いや~蓋をする時の分量は知っていましたが、蓋を少しずらして煮込むと書いてあったのは初めて知りました!
という事は我が家のシチューは濃いめなのでしょうかね…
半分の量で作る時は水は半分ではダメ!
シチューを少量で作っている方は疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
ルーの箱を見ると半量で作る際の分量が半分よりも多い量で書いてありますよね?
何故、半分の量を作るのに水は半分ではいけないのでしょうか?
その疑問はメーカーさんのHPに載っていました。上記に書いた水分蒸発量が関係していたのです。
半量で作る際は野菜を煮込むまでの蒸発量が多くなるそうです。
入れる野菜によって味の濃い薄いが変わるそうですが、そんな理由があったのですね。
まとめとアドバイス
今回は知ってそうでいて意外と知らなかったことが多かったですね。
私も圧力鍋でシチューを作る時がありましたが、どうしても水位の線や水分を気にしがちでした。
そんな時に見つけたレシピに先に野菜やブロック肉を1カップの水で加圧して、後から追加で水を入れて調節するという方法が!
これで私の心配はなくなりましたよ。
しかし、じゃがいもに関しては追加で水を入れると煮崩れしやすいのでそこだけ、レンジでの加熱を行って後入れしています。