みかんを食べるとき必ず疑問に思うことがありますよね?
すじをとるのか、とらないのか。私は面倒なのでそのまま食べちゃいますが、几帳面な人はきれいにとってから食べる人もいます。
そんなみかんのすじですが、取ってしまっている人はもったいないなんて話が…
ということで、みかんのすじに含まれる栄養とその健康効果について紹介していきます。
みかんのすじの名称
よく「みかんのすじ」と言われていますが、正式名称はあるのでしょうか。
実はすじの正式名称は「アルベド」といいます。
また、この名称はみかんのすじだけではなく、柑橘類の果皮の内側にある白い繊維部分の総称になります。
含まれる栄養素
では、すじの部分にはどのような栄養素が含まれているのか見ていきましょう。
まずはビタミンPという栄養素が含まれており、こちらは実よりも300倍含まれている栄養素になります。あんな少ない部分に300倍も含まれているなんて驚きですね。
次にペクチンといわれる食物繊維が含まれています。こちらは実より4倍含まれています。
以上がすじに含まれる主な栄養素になります。
この2つはすじを取る事で摂取できない栄養素ではありませんが、含有量が全然違うので、すじも一緒に食べた方がより多くのビタミンPとペクチンを摂取することができます。
なので、ぜひともすじも一緒に食べてしまいましょう。
すじの部分がもたらす健康効果
すじを食べるとどのような健康効果があるのか、見ていきましょう。
高血圧の予防
まず、ビタミンPには毛細血管を強化する効果があります。そして、実にはビタミンCが多く含まれているので一緒に摂取することによって血圧の上昇を抑える効果があります。高齢者にはありがたい効果ですね。
アレルギー反応による炎症の抑制
また、ビタミンPには血管透過性を抑制する効果があるので、アレルギー反応を緩和する効果があります。花粉症などにも効果があるので、花粉症の症状で苦しんでいる人は試してみてはどうでしょうか。
便秘解消
ペクチンには食物繊維が多く含まれているので、すじを一緒に食べることによって便秘の解消につながります。
女性にとってはとてもうれしい効果ですね。
まとめ
すじを食べた方がいろいろと健康効果が得られることが分かって頂けたでしょうか。
今まですじを取ってから、食べていた人はぜひとも一度すじを取らずに食べてみてはいかがでしょうか。最初は違和感があるかもしれませんが、慣れれば気にならなくなりますよ。