キウイは、輸入物の流通により一年中、お店で購入することができる栄養満点のフルーツですが、どんな形のキウイが美味しいかご存知ですか?
キウイは、ビタミンCと食物繊維が豊富で、中でも、ビタミンCはみかんの倍の量が含まれていると言われています。
また、風邪の予防、疲労回復、肌あれにも効果があります。
これから、美容と健康のためにキウイを食べようと思っているけど、どんなキウイを買ったら良いかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、実際に買ってみたら、「すっぱい」、「まだ固かった」等の経験はありませんか?
一見、同じに見えるキウイにもきちんと美味しさの合図が実はあるのですよ!
そこで、今日は、もう、失敗しない!甘くて美味しい食べ頃キウイの選び方をご紹介いたします。
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甘くて美味しいキウイの形とは?
お店で、キウイを選ぶ時、どんなキウイを手にとっていましたか?
キレイで丸々している形の整ったキウイでしょうか?
実は、甘くて美味しいキウイの形は、上から見た時に綺麗な丸形ではなくひらべったい形で、横から見たときは、俵型ではなく、横に押しつぶされたような小判型(楕円形)が甘くて美味しいキウイの証だったのです!
一般的に売られている俵型の方が見た目も味も良いと思ってしまそうですが、いびつな小判型の方が俵型のキウイよりも糖度が1度近く違うこともあるそうです。
お店で購入するときは、小判型をぜひ探してみてください。
そして、表明がつややかで、痛みや傷がなく、頭とお尻の部分を指で挟んで軽く押した時に弾力を感じるものが食べごろのサインです。
また、表面を優しく手で触れた時に固さを感じず、少し弾力を感じるくらいも食べごろのサインです。
ただし、表面を強く押しすぎると、果肉が潰れてしまいますので、注意が必要です。
あくまでも優しく触れてくださいね。
もし、見つけた小判型のキウイが未熟で固かった場合、自宅で追熟させることができます。
- 俵型ではなく、平べったい小判型のような形を選ぶ
- 表面に傷や痛みがないかどうかを確認
- 頭とお尻を指で挟んで少し弾力を感じるかどうかを確認する
美味しいキウイの特徴
一般的に日本でよく見かけるキウイのは、「ヘイワード」という種類で「グリーンキウイ」とも呼ばれています。
主な原産国はニュージーランドで、福岡、愛媛などでも作られています。
次に有名なキウイはゼスプリ社が開発した「ゴールドキウイ」、「サンゴールド」です。
その他、一部地域で栽培されている「アップルキウイ」、「ベイビーキウイ」、「香緑(こうりょく)」、「さぬきゴールド」、「レッドキウイ」などがありますが、多くのお店で見かける3つの種類の美味しいキウイの特徴を詳しく解説します。
「ヘイワード(グリーンキウイ)」の場合
- 表面が産毛で覆われている
- 皮の色が薄い
- 果肉の色が綺麗な緑色
- 中心が白く、その周りに小さな黒い種がたくさんついている
- 味は甘みと酸味のバランスが良い。未熟なものほど固さと酸っぱいさが引き立つ
「ゴールドキウイ」の場合
- 表面の産毛が短くすべすべしている
- 皮の色がゴールドのような色
- 中心は白いがヘイワードに比べると小さく黒い種も少ない
- 果肉の色が黄色く酸味があまりなく糖度がく甘さが引き立つ
「サンゴールド」の場合
- 表面の産毛があまりない、すべすべしている。
- 皮の色がゴールドのような色
- 果肉の色は緑が弱く、黄色に近い色
- 中心の白い部分が少なく種も少ない
- 味は糖度が高く甘味も強いですが、酸味もほどよく入っている食べやすい
いずれの品種も、最初にご紹介した美味しいキウイの見分け方と同じ、俵型の形で、頭とお尻のヘタの部分に程よい弾力感のあるものを探しましょう。
キウイの味は、品種によって違うので自分の好みで選ぶとよいですよ。
個人的には「サンドールド」がおすすめです。
- ヘイワード ⇒ 酸味もしっかりあるのが好きな方
- ゴールドキウイ ⇒ 酸味が苦手で甘味が強いのが好みの方
- サンゴールド ⇒ 程よい酸味を残しつつ甘味がしっかりあるのが好みの方
どの種類も美味しいキウイの見分け方は同じ。小判型の程よい弾力があるものを選びましょう
もし、購入したキウイが未熟だった場合
購入した時に、触ってみると固くて未熟だった場合は、自宅で追熟することができます。
しばらく室内に新聞紙などに包みポリ袋に入れて熟すのを待つか、急ぐ場合は、バナナやりんごなどのエチレンガスを出す果物と一緒にポリ袋に入れて置くと熟しやすくなります。
一番美味しい「キウイの長男」って知ってる?
「キウイの長男」という言葉を聞いたことはありますか?
実は、生産者の間で言われている一番美味しいキウイのことであり、幹近くにできる最初に実ったキウイのことを指しています。
つまり、キウイの第一子とも呼べる初めに実った果実を「キウイの長男」という言い方をしているのですね。
幹(親)からの愛情を一番たっぷり受けて育ったまさに長男という名にふさわしいキウイなのかもしれないですね(笑)。
キウイは幹側から枝へと順番に実がなっていくため、幹から一番多くの栄養が行き届き、糖度も高く美味しいのだそうです。
他の一般的なキウイと比べ糖度が1度も高く甘いのですが、その形は、平べったく、いびつであるため、このことを知らないと一番美味しいキウイを見逃してしまうことになります。
ぜひ、これからは「キウイの長男」を探してみてくださいね。
まとめ
食べ頃のキウイは、未熟の固いキウイに比べてビタミンCの含有量もアップします。
美味しさも栄養価もアップする食べ頃のキウイを選ぶことは、いいことづくしなのです。
ぜひ、ひとつひとつお店で手にとって、食べ頃のキウイと「キウイの長男」を探してみてくださいね。