お寿司の中でも特に高級なネタのひとつが、ウニですよね。
もちろんお寿司だけではなく、和食などでもウニが使われているだけで一気に豪華さを感じるものになります。
ウニは水分量が多く型崩れしにくいということもあり、どうしても私たちは加工されているウニを食べる機会が多いですが、いざウニを購入するとなるとどんなウニが美味しいなどの知識を持っている人は少ないです。
美味しいウニを見分けるポイントについて見ていきましょう。
ウニの種類
ウニと一口に言っても種類があります。
その中でも、スーパーなどで売られているのは「バフンウニ」か「ムラサキウニ」の2種類が多いです。
一般的に、この2つを比べるとバフンウニの方が高級で味も濃厚というのが特徴です。
味の濃厚さのためなのか、オレンジ色に近い色をしています。
一方、ムラサキウニはバフンウニよりも安く買うことが出来るのでスーパーなどでは何気なく購入している物はこちらが多いはずです。
見た目は白っぽい黄色で、味は比較的淡泊なのが特徴です。
もちろん、値段はバフンウニに比べれば安いですが、十分に美味しいものですよ。
バフンウニの方が好まれることも多いですが、ムラサキウニの淡泊な感じの方が好きという人もいるので、どちらが好きというのはそれぞれの好みになると思います。
見た目や味以外の違い
バフンウニは色が濃く、味も濃厚。
ムラサキウニは白っぽく、味は淡泊。
これがそれぞれのウニの特徴ではありますが、それ以外にも違いがあります。
それが、採れる時期です。
バフンウニの旬は3~4月、ムラサキウニの旬は6~8月と旬の時期が全く違います。
そのため、新鮮なものを食べたいという場合には同時に2種類を楽しむことが出来ないのですね。
雌雄どちらがおいしいの?
ウニにも雌雄がありますが、雌雄によっておいしさの違いはあるのでしょうか?
そもそも私たちが食べているウニというのは生殖巣(卵巣と精巣)です。
なので、雄であれば精巣、雌であれば卵巣を食べているということになるのです。
そのうち、雄の精巣よりも雌の卵巣の方が美味しいといわれているため、超高級寿司店などでは雌を選んで仕入れるということもしているようですよ。
ただ、一般的に売られている形だけ見て雌雄どちらなのかというのを判断するのはほぼ無理です。
産卵期であれば、雌の卵巣が赤みを帯びてオレンジ色になり、一方雄の精巣は黄褐色なので見分けはつきますが、そうでない限りは私たちには難しいので、雌雄を見分けるのは諦める方が無難です。
まとめ
ウニは主に「バフンウニ」と「ムラサキウニ」の2種類に分けられ、バフンウニの方が味が濃厚でムラサキウニの方が味が淡泊という特徴があります。
バフンウニの濃厚さが好まれることが多いですが、ムラサキウニの淡泊さの方が好きという人もいるので、食べ比べしてみるのもひとつですよ。