昔から子供達のおやつとして愛されてきたキャラメルと、少し前に大ブームとなったちょっとお値段は張るけれど、その滑らかな舌触りと高級感で大人気となった生キャラメル。
実際の違いは堅さ!?
今回は良く似ているキャラメルと生キャラメルの意外な相違点を検証していきます。
キャラメルの製法
それでは、まず皆に昔から愛されるキャラメルから順を追って製法を見ていきましょう。
原材料は、水あめ、加糖練乳、砂糖、加糖脱脂練乳、植物油脂、小麦たんぱく、バター、モルトエキス、黒みつ、食塩、ソルビトール、乳化剤、香料(MORINAGAミルクキャラメル参照)となっています。
生キャラメルの製法
続いて、一世を風靡した生キャラメルの製法を見ていきましょう。
生キャラメルの原材料は、生クリーム、生乳、水飴、グラニュー糖、はちみつ、無塩バター、バニラビーンズとなっています。(花畑牧場 生キャラメル)
生キャラメルを食べた事のある方ならば知っているとは思いますが、あの独特の溶けるような柔らかさと甘さは、キャラメルと違い生クリームが主成分となっているからなのですね。
次に製法は、キャラメルと多少違い、ソース状になるまで混ぜた上で型に流し込んで冷蔵庫で冷やします。
他にも違いがある!?
製法や材料の多少の違いのように、他にも違いがあるのでしょうか?
実はその他には特に違いが無く、『生クリームの量』が二つの大きな違いとなっているようですね。
そして、ここまでくれば気付いた方もいるかもしれませんが、『生キャラメル』の『生』とは、生クリームの生であったのです。
普通のキャラメルの張り付く様な食感ではなく、生キャラメルの特徴でもある甘くとろける舌触りは、名前にも入れられている生クリームが大きな鍵となり、キャラメルとの違いを作り出しているのです。
賞味期限の違い
因みに、生クリームが含まれている事や食感の兼ね合いもあって、生キャラメルの賞味期限は有名メーカーの『花畑牧場 生キャラメル』を参考にすると約30日だそうです。また、家庭で作る場合は更に短い約10日で、長期保存には向きません。
対して、通常のキャラメルは非常に長く賞味期限は約1年です。なので、自分用のお腹が空いた際の非常食なんかには、長期保存できるキャラメルを、贈答用のお菓子にする場合には、相手になるべく早めに食べる事が出来るのか確認してから生キャラメルを贈ると喜ばれるでしょう。
終わりに
大きな違いは主成分の生クリームだけであって、どちらも家庭で作れますので、ぜひ両方作って食べ比べを楽しんでみてくださいね。