お寿司の中でも、こりこりとした食感が特徴的なのが、えんがわですね。
寿司ネタでも結構、人気があり定番になっているネタのひとつですが、えんがわって魚はいましたっけ?
そんな魚はいない気がしますよね。
となると、私たちは一体何を食べているのかという話になってきます。
えんがわの秘密に迫っていきましょう!
えんがわとは何の魚?
えんがわを食べる時、どんな魚か考えたことはありますか?
何となく見た目からも、白身魚だろうなぐらいには思っていても、具体的な魚を知っている人は少ないかもしれません。
この正体ですが、えんがわは主にヒラメやカレイなどの部位の名前だったのです。
ヒラメやカレイがヒレを動かすための筋肉の部分をえんがわと呼んでいるのです。
そして、あの独特な食感であるこりこりとした食感は筋肉だからというわけなのです。
本当は高級品なえんがわ!
えんがわの正体は先述の通り、ヒラメやカレイなどの魚の筋肉の部分でしたが、基本的に寿司屋さんでは「えんがわ」とだけ表示されていて、本当にヒラメやカレイかは分からないですよね。
ですが、実際に高級寿司店の場合は、えんがわ=ヒラメのえんがわが提供されています。
そして、ご存知の通り、基本的にヒラメは高級魚です。
さらに、この高級魚であるヒラメからえんがわはたった四貫しかとれないため、実はとても貴重なお寿司なだったのです。
というわけで、その値段はいいものだと大トロぐらいになることもありますよ。
じゃあ、回転寿司のえんがわは何?
最近は、回転寿司のチェーン店も増えたため友達や家族などと回転寿司に行く機会も多いのではないでしょうか。
そこで気になってくるのが、回転寿司で100円で注文できるえんがわの正体です。
高級寿司店では大トロに匹敵するほどの値段がするえんがわなはずなのに、どうして100円で食べられることが出来るのでしょうか?
この理由ですが、実は回転寿司で使われているのでは、ヒラメではなくカラスガレイのえんがわなのです。
カラスガレイは、ヒラメに比べればサイズも大きい魚で、えんがわがとれる量はなんと7倍になります。
そして、このカラスガレイは輸入品が安価で手に入れる事が出来るために100円で私たちは食べることが出来ていたのです。
まとめ
えんがわは、ヒラメやカレイのヒレを動かすための筋肉を指した言葉で、筋肉というのもあって、独特のこりこりとした食感が楽しめる寿司ネタです。
また、えんがわは基本的に、ヒラメのえんがわを指していますが、ヒラメは高級魚のため、ヒラメのえんがわを扱うのは主に高級寿司店。
安い金額で食べることが出来る回転寿司では、ヒラメの代わりにカラスガレイのえんがわが使われていたのです。