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牛丼には何故、紅生姜? そこには美味しい関係が!?

安くて早くて美味しい、人気の牛丼!

お店で頼むとあっという間に出てきて、ドライブスルーでテイクアウトも簡単にできる、もはやファストフードの仲間と化した牛丼なのですが、気になるのは牛丼を食べる時に必ずと言っていいほどついてくる紅生姜。

他の漬物ではなく、赤く染まった紅生姜ですよね。

私が初めて牛丼チェーンで牛丼を食べたうん十年前も今と変わらず牛丼には紅生姜がついていました。

どうして、牛丼に紅生姜がつきものなのでしょうか?

牛丼と紅生姜の組み合わせを最初に作って販売したお店はどこなのでしょうか?

今回はそんな気になる牛丼と紅生姜の関係や歴史を詳しくご紹介していきたいと思います!

まず、今や紅生姜が牛丼とセットで定番になった理由などを見ていきましょう!

牛丼に紅生姜が定番になっている理由

「牛丼に合う味」というのが一番の理由です。

牛丼は濃い味付けなので、食べ勧めるとどうしても途中で少し酸味のあるものでリセットしたほうが美味しく食べられます。

紅生姜は一緒に食べると濃い味をさっぱりと変化させてくれるので、また食が進みます。

これは他の漬物ではなかなか代役のいない存在です。

紅生姜は他の漬物にない鮮やかな赤なのですが、色も牛丼と何か関係があるのでしょうか?

紅生姜を使うのは彩りでの意味?

紅生姜は赤色が鮮やかですよね。

彩の意味では他の生姜では代用できません!

牛丼は簡単なので私も家でよく夕飯に作るのですが、紅生姜を乗せないと、牛丼って出来上がりが「茶色」です。

茶色一色でのっぺりとしていて何か物足りない感じで、美味しそうに見えない。

人の視覚的にお料理は「赤・緑・黄色」があると最も美味しそうに見える、感じる(お弁当でよく用いられる例ですね!)ので、牛丼も何ものせない茶色一色よりも、紅生姜で赤、薬味のネギで緑、卵で黄色とそろえるととっても彩りよく、美味しそうに見えます。

他の生姜、例えばお寿司に添えられているガリ(白からピンク色)や、生姜の味噌漬けや醤油漬け(茶色)で代用したところで、紅生姜の鮮やかな赤色の代用にはならないのです。

彩で重要な役割を果たしている紅生姜、栄養や味覚の面でもなにか効果があるのでしょうか?

牛丼に紅生姜、栄養や味での効果

牛丼に紅生姜が定番となっている理由として、濃い味をさっぱりさせる「味」と伝えましたが、味をさっぱりさせる一つの効果として「牛肉の臭み消し」の役割も果たしています。

生姜そのものに臭みを消す効果があるのですが、紅生姜を作る際に用いられる「梅酢」にも臭み消しの効果があるので、お肉の臭いをダブルパワーで消してくれ、お肉の美味しい味だけを残してくれます。

紅生姜を漬ける「梅酢」は、酢酸による食欲増進、消化促進の効果があるので、牛丼と一緒に食べることで胃もたれなどを防ぎ、すっきり美味しく食べられる効果もあるのです。

また、人間の体はもともと健康維持のために弱酸性を保っているのですが、肉料理を食べると酸性へと傾きます。

酸性の体質がずっと続くと、体調不良になってしまうのですが、紅生姜は、アルカリ性の食品なので、牛丼を食べて体質が酸性に傾いても、アルカリ性の紅生姜を一緒に食べることで弱酸性へ体質を戻すことが出来るのです。

ちょっとしたアクセントと思われがちな紅生姜の、隠れた効能ですよね!

味も、体への効能も牛丼と相性抜群の紅生姜。一体どのお店が発祥となって牛丼に紅生姜をつけるようになったのでしょうか。

どこの牛丼チェーンやお店で牛丼+紅生姜が生まれたのか

牛丼に紅生姜をつけて日本で初めて販売したのは皆さんご存知の老舗牛丼チェーン「吉野家」です。

吉野家自体は1899年に誕生し、約100年の歴史があります。現在までに牛丼の製造方法や味、値段などの改良を重ねて今の吉野家の美味しくて安い牛丼があるのですが、その100年の歴史のどの時点で紅生姜を取り入れたのかはっきりとしたことがわかりませんでした。

どうしてもハッキリさせたくて、直接吉野家へ問い合わせてみました!

お客様相談室からの迅速なご回答によると、なんと1899年吉野家の誕生、創業時点で「牛丼には紅生姜」をつけて販売していたそうなのです!

牛丼と紅生姜の関係は100年以上前からなのですね!とても古い歴史の吉野家の牛丼と紅生姜。

吉野家の100年の歴史を詳しく紹介したものを発見しましたのでご紹介しておきます。

参考 牛丼100年ストーリー吉野家公式ウェブサイト

まとめ

牛丼と紅生姜、何気なく食べていたこの組み合わせですが、紅生姜は牛丼を味や消化、栄養の面など様々な角度から引き立てることの出来るベストパートナーという事がわかりました。

それが100年以上前から一緒に食べられていた長き歴史があるなんてビックリですよね。

お店に行くと、この歴史ある紅生姜は無料で置かれていますので、牛丼屋さんへ牛丼を食べに行ったら是非、牛丼と紅生姜の歴史をかみしめながらたっぷり紅生姜をのせて食べてくださいね!