味噌汁を毎日飲むという人は多いのではないでしょうか。
そんな味噌汁ですが、脳に良い効果があるという話を聞いたことはありませんか?
「勉強するときは味噌汁を飲むといい」とか「眠れないときには味噌汁を飲むといい」など聞いたことがあります。
具体的にどのような効果があるのでしょうか見ていきましょう。
味噌汁にはすごい効果がたくさん!
味噌汁は脳にどのような効果があるのでしょうか。
鎮静作用
鎮静作用とは脳を落ち着かせる効果で、この効果により脳の神経伝達物質にブレーキをかけることで、落ち込んだり自己嫌悪で気分が落ち込んでいるときに効果があります。
ですので、味噌汁を飲むことによって抑鬱に効果を発揮することになります。味噌汁を飲むとほっとした気分になるのは鎮静作用によるものですね。
催眠作用
味噌汁を飲むと眠たくなった経験はありませんか?
味噌汁には睡眠を促す効果があるので、睡眠不足のときにはぜひとも飲んでいただきたい飲み物です。
脳の活性化作用
味噌汁には脳を活性化する効果があります。味噌汁には神経細胞や神経伝達物質の原料が含まれているので脳が活発になり、記憶力、判断力がつき集中力も増加します。
脳が活性化し、勉強や仕事などの効率もよくなりますので、「勉強するときに味噌汁を飲むといい」というのはここからきています。
以上のように、味噌汁には脳にいろいろな効果をもたらしてくれるので、ぜひとも積極的に飲みたいですね。
効果の秘密は味噌にある!
味噌汁が脳に様々な効果をもたらす要因は味噌に秘密があります。
まず、脳の鎮静作用ですが、これは味噌に含まれる「メチオニン」という必須アミノ酸の効果です。
「メチオニン」には脳の鎮静作用があり、即効性もありますので、味噌汁を飲むと穏やかな気持ちになることが出来ます。
続いて、催眠作用ですが、こちらも味噌に含まれる「トリプトファン」という必須アミノ酸の効果です。
「トリプトファン」は不眠解消に効果のある「セロトニン」の材料となるので、「トリプトファン」が多く含まれる味噌には催眠効果があるといえます。
また、成分からの脳への効果ではありませんが、味噌汁を飲むことによって体が温まるという事も心地良い眠りへ誘ってくれます。
最後に脳の活性化作用は、味噌の元になる大豆に含まれる「レシチン」という栄養素の効果です。
「レシチン」には神経細胞や神経伝達物質の原料になっており、「レシチン」を摂取することによって脳が活性化され、判断力や記憶力、集中力の増加につながります。
味噌汁を取るタイミング!
味噌汁の脳への効果を最大限に得るためにはいつ飲むのがベストなのでしょうか。
その答えは味噌汁の効果はいろいろとあり、効果も即効性のあるものが多いので、自分の得たい効果によって飲むタイミングを変えるということです。
脳の鎮静作用や催眠作用を期待する場合は、一日の終わりの夕食に飲んで一日の落ち込んだ気持ちや疲れを取りましょう。
また、脳の活性化を期待する場合は、一日の始まりである朝食や勉強する前の食事などに取り入れたり、勉強中の夜食などに味噌汁を飲むと効果があります。
このように、自分の得たい効果に合わせて飲むようにすることによって、味噌汁の効果を最大限に得るようにして下さいね。
まとめ
味噌汁には脳への効果が思っていた以上にあったのではないでしょうか。
脳への効果ではありませんが、味噌汁には高血圧の予防や生活習慣病のリスクを低下させるなどの効果もあります。
また、大豆イソフラボンも含まれているので女性の体の調子も整えてくれたりと良いこと尽くめです。
味噌汁は飲みすぎることでの塩分の過剰摂取には注意ですが、それ以外では健康に良い効果が多くありますので、習慣的に飲むようにしていきたいものです。