先日子どもが芋ほり体験をして、よほど頑張ったのか袋いっぱいのさつまいもを持って満面の笑みで話をしてくれました。
気持ちはほっこりとしましたが、冷蔵庫にはその前に買ったさつまいもや近所から貰ったモノが…
家族3人だと相当時間のかかりそうな量があります。
少し芽の出ているモノもあるけど、さつまいもの芽はたしか食べても大丈夫だよね?と疑問になりました。
ジャガイモの芽は食べたらダメと聞きますが、さつまいもはどうなのでしょうか?
今回はさつまいもの芽と芋づるについて迫りたいと思います。
さつまいもの芽には毒がある!?
さつまいもの芽は紫やピンクの色をしてますよね。一見怪しい芽にはジャガイモのように毒があるのでしょうか?
調べてみると、さつまいもはジャガイモと同じイモ類ですが、芽には毒がないそうです。
芽が出ると味が落ちますが有毒ではなく、同じイモ類のさつまいもや里芋の茎や芽は”芋づる”や”ずいき”として食べられています。
そういえば小学生の頃、おばあちゃんが芋づる料理作っていた記憶が…
芋づるの栄養
さつまいもは健康にいい栄養がたくさん入ってますが芋づるはどうでしょうか?
ビタミンC
実は主役のさつまいもよりも含有量が多いのです。ビタミンCは美容はもちろん血糖値やコレステロールを下げ、免疫力アップの効果が!
ビタミンE
ビタミンEは生活習慣病などの血液の健康に大きな役割を持ています。含有量はほうれん草よりも2.5倍!
ポリフェノール
さつまいもは紫色をしてますが、葉やつるも紫色の所があるのです。これはポリフェノールの一種、アントシアニンの色素で眼病予防、抗酸化、抗ガン作用があります。
βカロチン
βカロチンは体内でビタミンAに変わりますので肌荒れやシミを防いでくれる効果が。ほうれん草の約2倍も含まれていますよ。
芋づるの食べ方
栄養豊富と知り食べてみたくなったので、近所の人に芋づるを分けてもらいました。
子どもの頃の記憶ではそんなに美味しいと言う味ではなかったと思うのですが、改めて食べてみるシャキシャキとして、ほうれん草の甘みに近いような素朴な味が結構癖になります。
これから食べてみるという方もいらっしゃると思うので簡単に下ごしらえを紹介していきます。
芋づるは葉を落として茎を食べていきます。ツタの部分は硬くて食べにくいです。
葉を落とした先の方から、皮(スジ)を剥いて、すぐ水桶に入れます。
30分程あく抜きをしたら、たっぷりのお湯に塩を入れて湯がきます。
これで下ごしらえ終了なので、お好みで佃煮、サラダや炒め物、きんぴらなどで召し上がってください。
一口メモ
私はきんぴらとサラダで食べましたが、100g食べても14calなのでダイエットにも!
最近では芋づる専用の品種も出ているようで、健康志向の方に人気だとか。
スーパーでは見かけませんが、道の駅や家庭菜園などで手に入った際は挑戦してみてください。