油揚げといえば料理をする過程で油抜きが必要になってくることが多いですよね?
あれってとても面倒だったり…
私も面倒だなと思いながらやっていますが、どんな意味があるのでしょうか?
油抜きする理由
油抜きする理由は油揚げについている油を抜くためとされています。
油揚げの油が付いているまま、調理を行ってしまうと、料理に油のくさみが残ったり、調味料が油揚げにうまく染み込まないなどの影響があるとされています。
また、味も全体的に油っぽくなってしまい、他の食材の良さを台無しにしてしまうこともあり、そのために「油を抜く」ということが必要なのです!
面倒くさいと思ってしまいがちですが、美味しい料理のためには必要な手間だったのですね!
油揚げの油は何故ついている!?
面倒くさいと思ってしまうあの油揚げの油ですが、これは油揚げの製造工程において、発生している物なのです。
簡単に製造工程を説明すると、油揚げは豆腐を薄く切った物を低温の油で揚げて作っています。
この揚げるという工程で使われている油が油揚げに染み込んでしまっているのです。
油で揚げたなら、あれだけ油が染み込んでいるのも納得ですよね。
作り方が気になるという方はこちらの動画で揚げる工程が見れますので、確認してみてくださいね。
油抜きをするメリット
油抜きをすることで料理の味がよくなるという話はご紹介してきた通りなのですが、この工程を行うとどのようなメリットがあるか見ていきましょう。
味が上品に!
まず、油抜きをすることによって大豆の風味が生かされ、味が染み込みやすくなるということがあります。
油を抜くことによって、本来ある大豆の風味が出てきます。それに加えて油がなくなり、隙間ができたのでそこに旨味が染み込んでいき、油くささがなくなり、油抜きをしなかった時に比べてとても上品な味に仕上がります。
無駄なカロリーをカット!
次に、油を抜くことによってヘルシーな仕上がりになります。油抜きをしないということは、そのまま余分な油分までも摂取するということなのでカロリーが高くなりがちです。油抜きをすることによって1枚あたり10~15カロリーくらい減らすことができるので、無駄なカロリーをオフすることができます。
冷凍保存のときの風味がよくなる!
最後に冷凍保存する場合、油抜きした方が風味よく保存できます。冷凍保存する場合、油抜きをしなくても保存はできますが、油抜きをした方が油が劣化せず、また冷凍庫の中に油くささが出ないので長期保存に向いています。
まとめ
一見、手間がかかる作業でめんどくさいと思っていた工程でしたが、実は美味しい料理には欠かせないポイントだったんですね!
また、基本的には油抜きをするのですが、炊き込みご飯や焼き物に使う場合は油抜きをしなくても大丈夫です。
この様に油揚げを正しく活用しておいしい和食をつくりましょう。