りんごを食べるとき「皮ごと食べるといい」とよく言われますね。私もそのまま食べることが多いです。
しかし、りんごの皮にはどんな栄養があるのかイマイチ分かっていなかったりする人も多いのではないでしょうか。
そんなりんごの皮に含まれる栄養効果について見ていきましょう!
これを知ると、りんごを皮ごと食べないなんてありえない!になってしまうかも!?
りんごの皮に含まれる栄養素
りんごの皮には3種類のポリフェノール「エピカテキン」「プロシアニジン」「アントシアニン」が含まれています。
また、「ペクチン」という食物繊維も含まれています。
これらの栄養素が私たちの体に良い効果をもたらしてくれているとされています。
栄養素とその健康効果
まず、皮に含まれている3種類のポリフェノールの健康効果としては、「エピカテキン」には抗酸化作用と免疫力を高める効果があり、「プロシアニジン」にはアレルギーの改善と美白効果があります。「アントシアニン」には高血圧の予防と視力の改善効果があります。
そして、食物繊維の「ペクチン」には、便秘改善や整腸作用、コレステロールを下げる効果があります。また、大腸がんの予防効果もありますので、消化器のためにも積極的に摂取したいですね。
以上の様にりんごの皮にはたくさんの健康効果がありますが、残念ながらこれらは皮にのみ含まれる成分なのです…
ですから、皮ごと食べないとこの健康効果は得られません!
これが皮のついたまま食べるようにしましょうね!と言われる所以だったのです。
皮ごと食べるときの注意点
皮ごと食べるときに気になるのは農薬ですよね。
一時アメリカ産のりんごが出回り、残留農薬が問題になりましたが、現在、流通している物はほぼ国産であり、残留農薬の心配はなくなりました。
まれにニュージーランド産のりんごもありますが、ニュージーランド産りんごは国産と同様に農薬が少ないので、過度な心配は必要ありません。
また、現在の国産りんごの栽培方法では農薬は少なめになっているので、しっかりと水で洗えば農薬の心配はないとされています。
それでも気になる場合は、ボウルに水をはり、小さじ1~2杯の重曹を溶かし、りんごを数分つけおきしましょう。つけおきした後水洗いすると普通に水洗いするよりよく農薬が落とせますのでお試しください。
また、皮ごとたべるのが苦手な場合は皮ごと薄くスライスしたり、皮ごとすりおろしてヨーグルトに混ぜたりすると食べやすいですよ。皮ごと焼きりんごにしても食べやすく、おいしいと思いますよ。
まとめ
「りんごは医者を青くする」という言葉もある通り、健康には欠かせない効果もたくさんありました。
皮が苦手な場合はスライスしたり、すりおろしたら気にならない程度になると思いますので、是非とも今後は皮ごと食べるようにしていきたいですね!