牛乳を飲んでいる人は多いと思いますが、最近健康のために豆乳を飲んでいる人や飲もうかと思っている人も多くいます。
でも、牛乳と豆乳ってそもそもどこが違うのでしょうか。
そこで牛乳と豆乳の違いを紹介していきます。
豆乳は大豆で出来ている!
牛乳は牛のお乳からできているのは知っていると思いますが、豆乳は大豆を原料にしています。
作り方はなんと、豆腐を作る途中で出来るものだったのです!
大豆に水を吸わせたものをすり潰し、そのすり潰した大豆を漉してできたものが豆乳になります。
ちなみに漉したときに残ったものがおから、漉した豆乳ににがりを入れて凝固させたものが豆腐になります。
ですので、豆乳は豆腐を作る途中でできたもの…ということになります。
カロリーは牛乳より豆乳の方がヘルシー?
カロリー面での違いはあるのでしょうか。
100gあたりのカロリーでは、普通の牛乳で67kcal、低脂肪乳で46kcalとなっています。
対して、豆乳は調整豆乳で54kcal、無調整豆乳で46kcalとなっています。
普通の牛乳と調整豆乳を比べると普通の牛乳より調整豆乳の方がカロリーが低いことになりますね。
しかし、低脂肪乳と調整豆乳を比べると調整豆乳よりも低脂肪乳の方がカロリーが低いですよね。
ですので、カロリーが気になるならば、低脂肪乳や無調整豆乳がいいかもしれません。
栄養面ではそれそれの良さがある
牛乳といえばカルシウムが豊富と言われています。
普通の牛乳には100gあたり110mg、低脂肪乳では130mgのカルシウムが含まれています。
豆乳には100gあたり31mgしか含まれていないため、カルシウムを補いたい場合は牛乳の方が向いているということになりますね。
豆乳といえばイソフラボンが有名ですね。
調整豆乳には100gあたり25mg、無調整豆乳には34mg含まれています。
イソフラボンは大豆からできている豆乳だからこそ含まれている成分なので、イソフラボンを摂取したい場合は豆乳が向いているということになります。
摂取が難しい鉄分はどうでしょうか。
普通の牛乳にはあまり含まれていませんが、最近の低脂肪乳には鉄分入りで販売されているものも多く、100gあたり0.1mg含まれています。
豆乳には100gあたり1.2mg含まれていますので、鉄分は豆乳の方が多く含まれていることになります。
この様にそれぞれ栄養面では違いがあり、それぞれの良さがあることがわかりましたね。
牛乳の代わりに豆乳を利用しよう!
牛乳の代わりに豆乳を料理に使うことはできるのでしょうか。
基本的に牛乳のかわりに豆乳を使うことは可能です。
乳製品アレルギーの人の場合、牛乳は料理に使えません。しかし、豆乳は乳製品ではなく大豆からできているものなので、代わりに使うことができるのです。
ですので、アレルギーでも安心して食べられる料理を作ることができます。
味については脂肪分が少ないのでややコクが少なく感じることもあるかもしれませんが、気になるほど違うということはありません。
また、使い方によっては牛乳よりダマになりやすいということもあるそうですが、ゆっくりしっかりと混ぜればダマになることはありません。
牛乳を料理に使いたいけど、切らしていて豆乳しかない…という場合でも安心して使えますね。
まとめ
牛乳にはカルシウムが豊富に含まれ、豆乳にはイソフラボンが多く含まれています。
脂肪分は豆乳や低脂肪乳が低くなっているので、脂肪分が気になる場合はこれらが向いています。
自分がどちらを摂取したいかによってどちらを飲むか決めてもいいかもしれませんね。