夏から秋にかけてスーパーの果物売り場に出てくるのがぶどうです。
最近は、皮ごと食べられる品種や種がない品種など様々な品種改良によって、たくさんの種類のぶどうを店頭で見られるようになりました。
たくさんあるぶどうの中でも、『果物の女王』とも呼ばれているのがマスカットです。
エメラルドの色合いが高級感のあるぶどうでもあります。
果物の女王とも呼ばれるマスカットはおいしいだけではなく、栄養にも注目なんです。
マスカットの栄養についてみていきましょう。
マスカットに含まれる栄養
マスカットに含まれる栄養としては、ポリフェノール・ブドウ糖・ビタミンB1・ビタミンB6・銅・カリウム・マンガンなどです。
特に注目されているのがポリフェノールです。
赤いブドウばかりポリフェノールが注目されますが、エメラルド色のマスカットにももちろんたっぷりとポリフェノールが含まれています。
また、マスカットの特徴はビタミンB1にあります。
ブドウはあまり消化が良いものではないですが、マスカットに関してはビタミンB1の成分が含まれているため、消化が良いのです。
また、ブドウ糖も含まれているのでエネルギー変換効率が高いため、朝に食べるのがおすすめですよ。
マスカットの皮にこそ注目すべし!
マスカットは他のブドウに比べて皮が薄いのが特徴でもあるので、皮ごと食べやすい品種です。
皮は食べないという人もいますが、実は皮を食べた方が良い理由があるのです。
それは皮に豊富に含まれるレスベラトロールという成分にあります。
このレスベラトロールは、ポリフェノールの一種で最近ではサプリメントとしても売られているものです。
マスカットにもポリフェノールが含まれていますが、そのポリフェノール以上の強い抗酸化力を持っているのです。
この非常に貴重な成分は皮に多く含まれているので、皮を残してしまう食べ方は実はもったいないのです。
レスベラトロールの効果
強い抗酸化力のあるレスベラトロールですが、私たちの健康にどのような効果が期待できるのでしょうか?
私たちの体では体内において発生する活性酸素によって次第に細胞が衰えていき、これが老化となっています。
この活性酸素を除去してくれるのが、レスベラトロールの抗酸化力になります。
そのため、アンチエイジングとして効果的に働いてくれると言われています。
しわやしみ、美肌効果はもちろんのこと、体の代謝も良くしてくれるので太りにくい体への改善にもつながります。
また、レスベラトロールにはサーチュイン遺伝子を活性化させてくれる働きがあることがわかっています。
サーチュイン遺伝子とは長寿遺伝子とも言われており、長生きのキーになっていると言われている遺伝子です。
さらに、食物アレルギーを発症させにくくしてくれる働きも最近分かってきています。
まとめ
マスカットは、果物の女王とも言われるほどその美味しさだけではなく栄養もたっぷりとつまっています。
その栄養は皮ごと食べることでより高い効果を得ることができます。
マスカットは皮が薄いので皮ごと食べるのにも適しているからこそ、ぜひ皮ごと食べるようにして見てください。
ただし、農薬の心配があるので必ず食べる前にはしっかりと水洗いをしてから食べるようにしてくださいね。