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昆布とワカメ 似ている両者だけど、違いは何処にある!?

野菜と和えておいしい塩昆布やおでんにいれてもおいしい昆布。日本人の食卓には欠かせないものですよね。

一方、味噌汁にいれておいしいワカメも、味噌汁文化のある私たち日本人の食生活には大切なものです。

食べればその違いはわかりますが、厳密にそれぞれどんな違いがあるか知っている人は少ないはずです。

今回は昆布とワカメの違いについてみていきましょう。

昆布

昆布はご存知の通り、海藻のひとつです。

生物学的には不等毛植物門褐藻綱コンブ目コンブ科に属しています。

そして、昆布の特徴として獲れる産地によってその呼び名が違ってきます

どんな昆布があるのかを見ていきましょう!

真昆布:函館沿岸

昆布の中でも高級品とされ、清澄なだしがとれることから、だし昆布として使われることが多い。

羅臼昆布:羅臼沿岸

こくのあるだしがとれるので、だし昆布として使われる。

利尻昆布:利尻島や礼文島、稚内沿岸

だしは透明なだしがとれるので、高級料亭のだしや湯豆腐のだしとして使われることが多い。

日高昆布(三石昆布):日高沿岸

柔らかく煮えやすいという特徴があるので、おでんの結び昆布や昆布巻きなどとして利用される。

長昆布:釧路や根室沿岸

日本で一番生産量が多く、佃煮として加工されることが多い。

厚葉昆布:釧路や根室沿岸

長昆布よりも葉に厚みがあり、こちらも佃煮や昆布巻きに加工されることが多い。

細目昆布:北海道の日本海沿岸

ねばりが強く、切り口が白いのが特徴で、とろろ昆布や刻み昆布などに利用される。

ガゴメ昆布:函館の沿岸

昆布の表面に籠の網目のような模様があるのが特徴で、粘りがありとろろ成分が多く、とろろ昆布や松前漬けなどに利用される。

ワカメ

ワカメも昆布同様に海藻の一種で、生物学的には褐藻網コンブ目チガイソ科の海藻です。

つまり、昆布とは遠い親戚のようなものなんですね。

国産ワカメのほとんどは養殖で、輸入ワカメは中国からの物が多いです。

また、ワカメも昆布と同じように、その産地によってそれぞれの特徴があります

どんな特徴があるかを見ていきましょう!

三陸産

三陸産のワカメは有名ですが、ワカメの中でも特に肉厚であり、その食感を楽しむことが出来ます。

そのため、刺身としてやサラダ、酢の物などワカメ本来の味を楽しめるように食べられることが多いです。

鳴門産

鳴門産のワカメは、関西地方で好まれているワカメです。厚みはないですが、コシのある食感が人気なのです。

厚みがない分、味噌汁などはもちろんですが、ワカメサラダなどでも親しまれています。

海外産

普段お味噌汁やお茶漬け、ふりかけで使用されているワカメのほとんどは海外(韓国や中国)のものが多いです。

それぞれの栄養や値段に違いはあるの?

昆布とワカメについて詳しく見ていきましたが、その中でも気になるのはそれぞれの栄養や値段ですよね。

昆布にもワカメにもそれぞれ色々な栄養は含まれていますが、その中でも特に高い栄養について紹介していきます。

昆布の栄養

まず、昆布で注目したいのはヨウ素・カルシウム・食物繊維の3つです。

ヨウ素はなかなか聞かない栄養成分ですが、体にとっては欠かせないものです。甲状腺ホルモンをつくる材料であったり、代謝を促してくれたりなど生きていく上では欠かせません。特に小さい子供にとって要素は、体や知能の発育を促してくれるという働きもあります。このヨウ素の含有量は、他のどんな食べ物よりも多いのが昆布です。

また、カルシウムはなんと牛乳の6倍も含まれています。意外かもしれませんが、成長期の子供には牛乳よりも昆布の方がカルシウムを補うのに効果的なのです。

そして、食物繊維。海藻には水溶性食物繊維が豊富に含まれていて、食物繊維代表ともいえるごぼうの5倍もの食物繊維が含まれているので、便通改善にはもってこいです。

ワカメの栄養

一方ワカメは、カリウム・ビタミンという点に注目です。

ワカメに含まれてるカリウムには、体内の塩分のナトリウムと入れ替わり塩化カリウムを作り出す働きをします。つまり、ワカメを食べると体内で減塩効果が期待できます

さらに、ワカメには豊富なビタミン類も含まれています。

ビタミンA,B,Cがそれぞれ含まれているというのが特徴的です。

もちろん、昆布同様にヨウ素やカルシウム、食物繊維も含まれていますよ。

昆布とワカメの値段

それぞれの値段についてですが、これくらいという相場を算出するのは難しく、産地によって値段がだいぶ違ってきます。

ですが、昆布とワカメどちらが手軽な値段で手に入りやすいかというとワカメに軍配があがります。

まとめ

昆布とワカメ、似ているようで用途は異なるこの2つ。

どちらも海藻ということもあって、栄養価は高く、できれば普段の食事からとりいれていきたいものです。

昆布も種類さえこだわらなければ、手軽な値段で買うことが出来るのでぜひ食卓に出すようにして見てくださいね。