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大根は冷凍するとまずい!? 冷凍した大根をおいしく食べる方法ってない?

煮物に味噌汁、サラダに炒めもの、お肉や魚の付け合せにと、毎日の献立の中で幅広く活躍してくれる食材・大根。

味のよく染みた煮物やさっぱりシャキシャキとしたサラダは、おなかにも優しく、老若男女問わずおいしくいただけますよね。

そんな大根ですが、1本買ったはいいものの、使い切れなくて困ってしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんなときには冷凍保存が便利ですが、「大根は冷凍するとまずくなる」という話もあります。

実際に、大根は冷凍するとまずくなってしまうのでしょうか?

大根を冷凍してもおいしく食べる方法と、正しい冷凍保存の仕方をご紹介します。

大根は冷凍するとまずい!? その理由は?

「大根を冷凍するとまずくなる」という話がありますが、こう言われる理由は一体なんなのでしょうか?

気になるその理由は、「食感と味の変化」にあります。

大根に限らず、食品を冷凍すると食感や味は少なからず変化してしまうことが多いものです。

大根の場合はどのように変化するのか、詳しくみていきましょう。

冷凍してしまうと、大根の食感・味はどうなってしまう?

一度大根を冷凍すると、解凍後に水分が抜け、シャキシャキとした食感が失われてしまいます。

特に自然解凍してしまった場合、スカスカとしたような食感になってしまい、冷凍した大根を生食用の料理に使用することはおすすめできません

また、解凍後は水分も多く出るため、炒めものにも不向きといえます。

そして、味に関しても大根独特の苦味や辛味が強くなりやすく、「まずい」と感じてしまう理由のひとつとなっています。

冷凍した大根を美味しく食べる調理方法は煮物!

大根を冷凍すると、実は「味が染みやすくなる」という大きなメリットがあります。

冷凍することにより大根の中の水分が凍り、大根の細胞が破壊されます。

そのため、一度冷凍した大根を調味液中で加熱すると、大根の内部まで調味液が行き渡り、味がよく染みるというわけです。

つまり、冷凍した大根は「煮物」をつくるのに最適なのです。

煮物であれば、大根のシャキシャキとした食感は必要なく、むしろ一度冷凍してやわらかくなった状態が適しています。

また、煮込むことで大根の甘味が出やすく、調味料の効果もあって苦味や辛味を感じにくくすることができます。

冷凍の大根を使った煮物のレシピは、のちほどご紹介します。

煮物用の大根 どうやって冷凍する?

大根を冷凍しておく場合、大根をあらかじめ作る料理を想定した形に切って冷凍しましょう。

煮物なら厚めの輪切りや半月切り、味噌汁ならいちょう切りや短冊切りがよいでしょう。

大根をおいしく冷凍するための手順は、次のとおりです。

  1. 大根を洗い、皮をむいて好みの形に切る。
  2. キッチンペーパーなどで軽く水気を拭き取り、ラップでぴったりと包む。
  3. ラップで包んだ大根を、冷凍用のジッパー付き保存袋にいれて冷凍する。

冷凍した大根は、料理するときには解凍せずに、凍ったまま加熱すればOKです。

煮物の場合は、鍋に作った調味液に冷凍した大根をそのままいれて加熱しましょう。

冷凍した大根の賞味期限は?

大根は生のままでも比較的保存期間の長い食材ですが、冷凍することで1ヶ月~2ヶ月ほどは保存できます。

大根を買ってきたら、まずは作る料理の計画を立て、料理に合わせた形に切って冷凍保存しておきましょう。

最後に、冷凍した大根を使った煮物のレシピをご紹介します。

味染み!冷凍大根の煮物レシピ

<材料(2~3人分)>

  • 冷凍した大根(2cm厚さの半月切り) 1/3~1/2本分(300g)
  • 青ネギ 適量
  • 醤油 大さじ1と1/2
  • 酒 大さじ1
  • みりん 大さじ1
  • 砂糖 大さ1/2
  • 水 100ml

<手順>

  1. 鍋に調味料と分量の水をいれて煮立たせ、冷凍した大根をいれる。
  2. 吹きこぼれない程度に中火で煮込み、大根に火が通ったら火から下ろす。
  3. 皿に盛り付け、青ネギをかける。

お好みでにんじんやレンコン、ちくわや薩摩揚げ、鶏肉など、大根と一緒に煮込む食材を工夫すると飽きずにバリエーションを増やすことができます。

具材全体の量を増やすときには、調味液の分量も合わせて調整してください。

まとめ

大根を冷凍保存したときの大根の味や食感の変化について、ご紹介しました。

大根は冷凍すると食感や味が落ちて「まずい」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、正しい方法で冷凍保存をし、冷凍した大根に適した料理にすることで、おいしくいただくことができます。

冷凍した大根は細胞が壊れるため、調理したときにやわらかく味がよく染みるようになります。

その特性を生かして、家族が驚くおいしい煮物を作ってみてください。

今回ご紹介した基本のレシピを参考に、オリジナルの煮込み料理を考えるのも楽しいですね。