冬になると、急に空気が乾燥し始めます。
空気が乾燥すると、喉が痛くなることが多くなります。
そこから風邪を引くということもあるほどですよね。
喉の痛みは、風邪の原因にもなりますし、何より日中生活していても不快になるものでもあるからこそ早く治したいもの。
その喉の痛みに実は玉ねぎが効果的なのです。
でも、どうして玉ねぎが喉の痛みに効果があるのでしょうか?
喉の痛みと玉ねぎについて詳しく見ていきましょう。
玉ねぎが喉の痛みに効果的な訳
玉ねぎが喉の痛みに効果的とは言いますが、どこにその秘密があるのでしょうか。
玉ねぎを切った時、目が痛くて涙が出ることがありますが、これは玉ねぎに含まれる硫化アリルという物質が原因となっています。
玉ねぎを食べたときに感じる辛みもこの硫化アリルという成分の影響です。
しかし、この目が痛くなったり辛みの原因である硫化アリルには殺菌作用と炎症を抑える作用があり、喉の痛みに効果を発揮してくれます。
喉の痛みは多くのケースで、喉の粘膜が乾燥などから炎症して、その炎症部分にウイルスが感染してしまうことで風邪をひいてしまいます。
そんな時にこの硫化アリルは喉粘膜の炎症を抑え、さらには殺菌してくれるのでウイルスに感染しにくくなるということで、玉ねぎが喉の痛みに効果があるとされています。
喉が痛いときに玉ねぎをどう摂取する?
玉ねぎは、生・炒める・蒸す・揚げるなど様々な方法で食べられていますが、喉が痛いときにはどのような食べ方をするのが効果的なのでしょうか?
玉ねぎに含まれており、喉の痛みに効果的な硫化アリルは水溶性の物質です。
そのため、水にさらしてしまうと水に溶けだしてしまいます。
オニオンスライスを作る時に、水にさらすのはそういった理由からです。
硫化アリルを逃すことなく食べるためには水にさらさずに生で食べるのが一番効果的です。
また、食べなくても寝るとき枕元にスライス玉ねぎを置くと硫化アリルが気化するので、それを吸うことでも喉の粘膜の炎症を抑え殺菌してくれる効果が得られます。
多少、部屋が玉ねぎくさくはなりますが、非常に効果的な方法ではないでしょうか。
生で食べるのはなかなかつらい…
水にさらさないで、生で玉ねぎを食べるというのはなかなか大変ですよね。
そもそも辛み成分である硫化アリルを摂取しなければ意味がないため、どうしても玉ねぎの辛みを感じなければいけないからです。
とはいえ、玉ねぎを辛みを苦手とする人は多いです。
ではどのようにして生で玉ねぎを食べたらよいのでしょうか?
そこでおすすめなのが、はちみつ玉ねぎです。
作り方は非常に簡単で、玉ねぎをみじん切りにして何かしらの容器に入れ、みじん切りにした玉ねぎがつかるぐらいはちみつをいれて一晩おいたら完成です。
水にさらしていなくても、はちみつに漬けることで辛みが和らぐのでぐんと食べやすくなります。
トマトなどと和えて食べるのがおすすめですよ。
まとめ
玉ねぎに含まれる硫化アリルという成分が、喉粘膜の炎症を抑え殺菌してくれます。
そのため、玉ねぎは喉の痛みに効果的です。
玉ねぎをスライスして枕元に置いておくだけでもいいですが、食べる場合には水にさらさず生で食べるようにしましょう。
その時には辛みが強いためはちみつに漬けて食べるというのがおすすめですよ。