花びらのような皮に、お肉のジューシーな餡のシュウマイ。
子供から大人まで食べやすい味で、好きな方も多いのではないでしょうか?
焼いても蒸しても揚げてもおいしいシュウマイですが、家庭で作る場合蒸して調理することが多いですよね。
そのとき蒸し器の底にくっついてしまい、綺麗に包んだシュウマイの皮が破れてしまうことありませんか?
そこで、今回はシュウマイの皮を破かずに蒸す方法と、蒸すコツについてご紹介します!
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蒸し方のコツ その1 並べ方
お家でシュウマイを蒸し器に並べるとき、一度にたくさん蒸そうとして隙間なく入れていませんか?
シュウマイと同じようにお肉の餡を皮で包んだギョウザをフライパンで焼くとき、隙間なく並べて調理すると綺麗に焼くことができます。
しかし、シュウマイを蒸すときには隙間なく並べてしまうことはタブーなのです!
隙間なく並べてしまうと、シュウマイ同士がくっついてしまいますよね。
ギョウザの場合はくっついてもお箸で切り離すことができますが、シュウマイの場合くっついてしまうと切り離すときに皮が破けてしまいます。
この理由はギョウザの皮に比べてシュウマイの皮は薄く、また中に包むお肉の餡が多く蒸すことによって水分が出てしまい皮が柔らかくなってしまうからです。
シュウマイを蒸し器に並べるときは、シュウマイ同士を充分離して並べましょう!
蒸し方のコツ その2 シュウマイを底に直接置かない
シュウマイ同士がくっつくことも多いですが、それよりも困ることが蒸し器の底にシュウマイがくっついてしまうことではないでしょうか?
蒸し器の底にくっついてしまったシュウマイをとろうすると、最悪の場合シュウマイの底の皮が破けて、ジューシーな肉汁やお肉の餡が出てしまいます。
シュウマイが蒸し器の底にくっつかなくするためには、キャベツを敷いてその上にシュウマイを乗せて蒸すのがおすすめです!
シュウマイの肉汁をキャベツが吸って、また野菜を蒸すと甘さも出るためキャベツもおいしく仕上がります。
キャベツの代わりにレタス、白菜でもおいしく仕上がります。
敷く野菜がない場合はクッキングシートでも大丈夫です。
蒸し方のコツ その3 蒸し器の蓋はふきんを巻いて少しずらす
蒸し器の蓋にふきんを巻いておくことも大切です。
蒸すことによって温度差が生まれ、蒸し器の蓋には水滴がつきます。その水滴がシュウマイに当たると、皮がぶよぶよになってしまい、おいしくなくなってしまいます。
水滴がシュウマイに当たることを防ぐために、蓋にはふきんを巻いておきましょう。
また、ふきんの端は火元にかかると火事になる危険性があるため、蓋のもち手の部分と輪ゴムで結んで固定しましょう。
蓋を完全に閉めた状態で蒸すと、水蒸気が多すぎてしまいべちゃべちゃなシュウマイになってしまいます。
べちゃべちゃになることを防ぐために、蒸し器の蓋は少しずらしましょう。
少しずらした場所から水蒸気が逃げ、蒸し器の中では適度な湿度が保たれおいしく蒸し上げることができます。
具材にもくっつかないコツが!
蒸し方のコツを紹介しましたが、具材にもできるコツがあります。
お肉の餡の詰め方
まずはシュウマイの包み方です。シュウマイ包むのって、ギョウザを包むよりも難しくありませんか?
包むときのコツは、お肉の餡をぎゅうぎゅうと詰めることです。
お肉の餡の詰めこみ方が甘いと、お肉の餡と皮が離れやすくなってしまいます。ぎゅうぎゅうと詰めて蒸すと、肉汁が餡と皮の接着剤となり離れにくく、綺麗な形のシュウマイとなります!
タマネギは塩もみする
シュウマイの具材として欠かせないみじん切りのタマネギ。
蒸すと甘さが出てシュウマイをおいしくしてくれます。
このタマネギですが水分が多く、加熱すると水分が出ます。
みじん切りにすると表面積が増えるため、タマネギスライスなんかよりも水分が出やすくなってしまいます。
この水分もお肉の餡とシュウマイの皮が離れてしまったり、皮が破れやすくなる原因となります。
そこでタマネギから出る水分を調理前にできるだけなくすために塩もみをします。
みじん切りにしたあと塩もみをすると浸透圧の差で水分が出てくるので、この水分を拭き取ってからお肉の餡に混ぜ込んでください。
塩もみしたタマネギは柔らかく、また水分が抜けた分肉汁がタマネギに入りこみ、よりおいしい味わいとなります!
片栗粉を混ぜる
シュウマイの皮が破れやすくなる理由の水分を減らすために、片栗粉を混ぜる方法があります。
みじん切りのタマネギに片栗粉をまぶすと、タマネギから出た水分を片栗粉が吸ってくれます。
そうすると皮に余計な水分がいってしまうことがなくなり、さらにタマネギとお肉が合体しやすくなり餡の成形がしやすくなります。
片栗粉がない場合は小麦粉でも代用できますよ!
最後に
シュウマイをジューシーに蒸すことは少し難しいかもしれませんが、実はこんなにも上手に蒸すためのコツがたくさんあります。
自分に合った方法でおいしいシュウマイを作ってみてくださいね。