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ナタデココの作り方って知ってる!? その原材料は意外なアレ?

いつの時代もファッションや音楽、流行語など様々なものが流行し、その人気も移り変わっていきます。

その中で、1990年代に流行した食べ物の「ナタデココ」をご存知でしょうか。当時、テレビや雑誌などで大きく取り上げられ、レストランのメニューとして、また缶詰で販売されるなど、一気に人気の商品となりました。

現在は、時代の流れとともにその人気は薄れてしまったもののスーパーなどでも缶詰やパック、飲料が販売されており、レストランやお店でもフルーツポンチなどのデザートとして食することができます。

しかし、その「ナタデココ」を知っている、もしくは、食べたことがあるという方でも、その材料や作り方などその正体について知らない方は多いのではないでしょうか。

そこで、今日は、ナタデココの正体が気になる方のために、ナタデココに関する情報を詳しくご紹介します。

ナタデココとは

「ナタデココ」という名前だけでは、一体何が原材料なのかイメージができないですよね。

実は、ナタデココとは、スペイン語をカタカナ読みしたもので、ナタ(液状に浮く上皮膜)・デ(の/英語でいうofと同じ意味)・ココ(ココナッツ)という意味。

つまり、ナタデココは、ココナッツの実を加工して出来たものなのです。

ポイント

ナタデココ ⇒ ココナッツの実を原材料として作られた食べ物

ナタデココの作り方

ココナッツの実が原材料のナタデココですが、ココナッツの実を搾って出来たココナッツ水に砂糖と水を加えたあとに、酢酸菌の一種である「アセトバクター・キシリナム」という菌を加えて発酵させます。

すると、表面にだんだん膜ができ、15ミリ程度の厚みになった時に取り出してきたその膜(上皮)がナタデココになります。

材料と酢酸菌を発酵することによってできたバクテリアルセルローズ(微生物セルロース)という食物繊維の膜がナタデココ独特のコリコリとした歯ごたえを生み出しています。

キャプテンドルフィンというマレーシアのナタデココ製造メーカーがホームページで詳しく作り方を紹介しています。

【動画で紹介されていたナタデココの作り方】

  1. ココナッツの皮を剥き、実を削り取り、絞る
  2. ①のココナッツミルクに砂糖、酢、水を混ぜる
  3. ナタデココを作るのに適した状態になるようアセトバクターキシリナム(酢酸菌)を培養し、加えて、徹底した品質と温度管理のもと7日間発酵させます。
  4. 約7日が経過すると、ナタデココに適した厚みの膜(上皮膜)が完成します。
  5. 出来た膜を取り出した後、表面をキレイにします。
  6. 規定の小さいキューブ型の食べやすい大きさにカットし、均等な大きさのキューブ型のみを選びます。
  7. 酸を抜くために1日間~2日間、カットしたものをすすぎます。
  8. 最後に再度、砂糖などの材料を混ぜ合わせたらナタデココの完成です。

(※私の和訳のため多少の誤差はありますがご了承ください。)

ポイント

ポイントは酢酸菌を加えてナタデココに適した厚みまで発酵させること。

自宅でもナタデココを作ることはできる!?

自宅で作れるかというと、「できないことはない」というのが正解かもしれません。

ナタデココを作るのに必要なココナッツの実を丸々一個入手するのは、難しいですが、ココナッツジュースで代用することができません。

しかし、アセトバクターキシリナム(酢酸菌)をどのように手に入れるか、また、発酵が上手くいくかということになります。

ネットでも自宅でナタデココづくりに挑戦されている方もいらっしゃいますが、お店と同じ原材料で、同じ環境下の元、ナタデココを作るということは材料調達が難しく、作業工程も容易ではありません。

つまり、自宅で作るときはゼラチンや寒天を利用して、「ナタデココ風のゼリー」を作るというのが現実的だと思います。

メモ

材料調達も作業工程も含め本物のナタデココを自宅で作るのはかなり難しい。

ただし、市販に販売されているココナッツミルクやココナッツジュースをベースにしたゼリーを作ることはできる。

ナタデココの発祥の地

1990年代に日本で、流行ったナタデココですが、生まれはフィリピン。

フィリピンの伝統食品としてすでにその原形となるものが100年以上前から作られていたと言われています。

日本でいう蜜豆のようなハロハロというデザートに寒天のような感覚で食されていました。(Doleコラム集より)

日本では、1970年代にデルモンテ社がフルーツ缶に入れたのが日本での初登場と言われており、その後、食品会社のフジッコがデザートとして商品化しました。

それから、1990年代にレストランのメニューとして出たことをきっかけにテレビで紹介されるとその食感や低カロリーであることが話題となり、若い世代の女性の人気者となりました。

ナタデココを使ったレシピ

ナタデココは、食物繊維が豊富で、腸内環境を整え、便秘改善やダイエットにも向いています。

また、原材料がココナッツであることから、フルーツとの相性が良いため、デザートとしてアレンジをして食べることができます。

食感が寒天に似ていますので、寒天に似た食べ方をすると美味しく食べることができます。

ナタデココのさっぱりヨーグルトゼリー

【材料】

  • 無糖ヨーグルト:200g
  • 牛乳:100ml
  • ナタデココ:50g
  • 砂糖: 30g
  • レモン汁:小1
  • 粉ゼラチン:8g
  • 水:大2
  • ミント:適量

【作り方】

  1. ナタデココの水気を切っておく
  2. 水に粉ゼラチンを振り入れ、10分程度ふやかす。
  3. 鍋に牛乳と砂糖を入れ、中火にかける。鍋の周りがふつふつしたら火から下ろし、①を入れ、粉ゼラチンが溶けるまで混ぜ合わせる。
  4. 粗熱が取れたら、無糖のヨーグルトとレモン汁を入れ、混ぜ合わせる。
  5. カップにナタデココを入れ、③をすすぎ、ラップをして冷蔵庫で2時間程度冷やし固める。
  6. ミントを添えたら完成。

とてもさっぱりとして食べやすく、ナタデココの食感がアクセントとなり、夏の暑い日にぴったりのデザートです。

マンゴーとナタデココのゴロゴロゼリー

参考 マンゴーとナタデココのゴロゴロゼリー 作り方・レシピ料理・レシピ動画サービスのクラシル

最後に

実は、発酵食品で、食物繊維も豊富な健康効果も期待できる食べ物。

ミドル世代にとっては、今では、懐かしい食べ物となっていますが、ダイエット中の方や、健康を意識している方にとってぴったりの食べ物です。

久しぶりにナタデココを食べてみようと思った方、まだ食べたことがない方、デザートとして、健康食材として、ナタデココを日々の食事にぜひ、取り入れてみてくださいね。