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りんごの賞味期限はどれくらい? 冷蔵庫での保存の注意点

秋冬になりジューシーなりんごがおいしい季節になると、りんごの産地に住んでいる親戚から送られてくる箱りんごや、ご近所さんからおすそ分けの袋りんごなど、まとまった量のりんごをいただく機会がありますよね。

とても嬉しいけれど、すぐに食べきる訳にもいかず、大量だと冷蔵庫にも入り切らないなど、保存方法に迷ってしまいます。

なるべく長くりんごを保存するには、どうしたらいいの?…ということで、保存のポイントや賞味期限の目安などをまとめました。

りんごは比較的長持ちする果物

しっかりした皮で守られているりんごは、適切に保存すればかなり長持ちします。

生鮮食品なので加工食品のように決まった賞味期限はなく、収穫された時期や傷の有無、保存の方法などで日持ちはかなり前後してきます。

目安として、傷や打ち身などがない普通のりんごは以下の期間くらいは美味しく食べる事ができます。

  • 常温:暑い時期は5日、秋で1週間、冬でも2週間くらい
  • 冷蔵:庫適当に放り込んで2週間、適切に保存すれば1ヶ月ほど
  • 冷凍:1ヶ月ほど

ただし、長期保存するとだんだんと甘味が抜けて食感が悪くなってくるので、生食する場合はなるべく早く食べるに越したことはありません。

りんごのベストな保存は冷蔵庫へ!

りんごの保存の基本は、冷蔵庫です。常温の約2倍は日持ちするので、ゆっくり楽しむことが出来ますよ。

上手く保存出来れば1ヶ月くらいの長持ち!

新聞紙に包んでから薄いポリ袋に入れるか、ラップで一つずつ包んで野菜室へ入れましょう。

りんごは少し冷やすことで甘味がより感じられる果物なので、そういった面でも冷蔵庫保存は理にかなっています。

ただし、家庭用の冷蔵庫だと開け閉めで温度が安定しないので、なるべく2週間くらいで食べきるようにしましょう。

保存のポイントは低温・高湿・温度変化なし

りんごを長持ちさせるために大切なのは、この3つの条件を揃えてあげることです。

  • 低温(0~5℃)
  • 高湿(80%以上)
  • 温度変化が少ない

これを揃えてあげることで、1ヶ月以上はおいしく食べられます。

家での保存は冷蔵庫がベストではあるのですが、家庭用の野菜室の温度設定は3~8℃が多く、開け閉めすることでも温度変化があるので、少し日持ちが落ちます。

冷蔵庫に入れる場合でもなるべく温度変化の影響を受けないように、奥の方にしまっておいてくださいね。

意外とやってしまいがちな保存法で、「ベランダに出しておく」というものがあります。

「冷蔵庫だと場所を取るし、家は暖房が効いているし、ベランダなら寒いから安心!」と思うのですが、これはNG。

ベランダは日中と夜で温度の変化が大きいですし、日本の冬は乾燥するので実はりんごにとってあまり良い環境ではないんです。

冬場に冷蔵庫以外で保存するなら、室内で暖房の効いていない冷暗所を探してください。

長持ちさせるなら気を付けたい エチレンガス

「りんごとバナナは一緒に保存しちゃいけない」って聞いたことありませんか?

りんごからは「エチレン」と呼ばれる、果物や野菜の成熟を促す植物ホルモンが出ています。

そのまま他の野菜や果物と一緒に置いてしまうと、葉物野菜がすぐダメになったり、バナナが真っ黒になってしまったりするので、注意が必要です。

このエチレンガスはりんご同士でも作用するので、面倒でも一つずつ新聞紙やラップで包んで保存するのが長持ちのコツです。

長持ちするりんご、早く食べた方がいいりんご

一口にりんごと言っても、色々な種類がありますし、季節や蜜の有無などでも日持ちが変わります。

今、日本で一番出回っているのは「ふじりんご」という種類ですが、これは比較的長持ちします。

逆に、果肉が柔らかいタイプのりんご(ジョナゴールドや王林など)は、食感が悪くなるのが早いですね。

また、蜜入りを謳っているりんごは甘くおいしいですが、蜜が入っているのは完熟のサイン。足が早いので、なるべく早めに食べるのが鉄則です。

箱りんごのようにたくさんある場合は、まず傷や割れがあるもの、そして大き目なものの順に悪くなりやすいので、箱の中から取り出して、選別をしてそういったものから消費していくのもポイントです。

りんごが悪くなるとどうなる?

りんごは完全に悪くなる前にまず食感や味が悪くなるので、食べられそうな見た目ならまず大丈夫です。

明らかに分かるサインとしては、カットした時に臭ったり、茶色だったり、果肉がスカスカしているなどがあります。

こうなったら口には入れないでくださいね。

切った時に見た目は大丈夫でも、一口食べて「微妙に食感が悪くてまずい…」となった場合は、加熱してしまえば特に問題なく食べられますよ。

りんごのケーキやジャムなどに加工してしまいましょう。

またはすりおろして、お肉の下味に使ったりする方法もあります。

食べきれない場合は冷凍保存もおすすめ

明らかに食べきれない!保存する場所がない!といった時は、冷凍保存も活用しちゃいましょう!

シャキシャキした食感はなくなってしまいますが、味の劣化なく1ヶ月はもちます。

カットしたりんごをバットなどに並べて凍らせ、それをまとめてジップロックなどに入れておけばOK。

そのまま半解凍でヘルシーなデザートになります。ヨーグルトと一緒に食べるとおいしいですよ。

全解凍すると水っぽくなるので、そのまま食べたい場合はお気をつけください。

すりおろして、離乳食や肉の下味用に保存したり、コンポートにしての保存にも冷凍はオススメです。

おわりに

りんごをなるべく長くおいしく食べるには、「低温・高湿・温度変化なし」での保存がポイントです。

たくさんいただくと保存に困ってしまいますが、常温・冷蔵・冷凍など上手に使い分けして、長くりんごを楽しんで下さいね。