果物の中でも王様、と言われるドリアン。
存在は知りながらも、食べたことがあるという人は少ないです。
その理由は、ドリアンの臭い。
とにかく臭いことでも有名なドリアンは、なかなか手に入れにくいということもありますが、臭さもあってなかなか食べる機会はありません。
王様とまで言われるドリアンは、どうして臭いのでしょうか?
ドリアンが臭い理由
ドリアンが臭い理由は、ドリアンがもつインドールという成分にあります。
香水などに詳しい人であれば、インドールが香水にも使われる成分ということを知っている人もいますが、あまり知られていないインドールという成分。
インドールには、ジャスミン油やコールタール、腐敗タンパク質、哺乳類の排せつ物に含まれる物質、エステル、アルコール、アルデヒドなどなど、すべてあわせると24種類もの成分などが混ぜ合わさったものなのです。
このインドールがドリアンの皮の内側部分にあり、そこからあのドリアン独特の臭い臭いがしてくるのです。
もちろん先ほども少し触れたとおり、インドールは少しであれば香水にも使用されるほどの成分ではありますが、ドリアンに含まれるインドールは濃いために、かなりの臭いが放たれてしまうのです。
具体的にはどんな臭い!?
ドリアンが臭い。
それは聞いたことがあるけれども、実際にドリアンのにおいを嗅いだことがある人は少ないかもしれません。
世の中には、臭いものって様々ありますよね。
ゴミのにおい、排せつ物のにおい、カビのにおいなどなど臭いにも種類がありますが、ドリアンの臭さはどんな臭さに近いのでしょうか?
もちろん嗅覚は人それぞれで感じ方は違うかもしれませんが、アンモニアにガスが混じったような臭いに感じる場合が多いようです。
アンモニアは温泉地などもでも嗅ぐことができますが、あのツンとするにおいがドリアンにもありますよ。
食べる時や食べた後も臭い!?
ドリアンを食べる時、もちろん臭いは気になります。
実際、私も食べたことがありますが、食べた時に口の中にも臭いが感じられて二口目は食べられませんでした。
この臭いが癖になるという人もいるようですが日本人にはなかなか向いていないかもしれませんね。
さらに、ドリアンを食べた後。口臭がドリアンの臭いになります。
もちろんくさいです。
ですが、このにおいはとることができます。実際に現地の人たちが実践していることのようですが、ドリアンの皮に水を注ぎ、その水でうがいをすると自然とドリアンのにおいがとれるのです。
もしドリアンを食べるようなことがあれば、皮は捨てずにとっておいた方がいいですよ。
まとめ
王様とも呼ばれるドリアン。
日本では珍しいですし、安いものではないのでなかなか手に入りにくいです。
ですが、最近ではネットショッピングも進化していてドリアンも2,000~3,000円で手に入れるようになりました。
ドリアンは非常に臭い果物ではありますが、一度は試してみるのもいいかもしれませんよ。
なかには癖になってしまうという人もいるほどなので、機会があればぜひ食べてみてくださいね。