ピーマンは安価で1年中購入できるということもあり、食卓には欠かせない食材のひとつですよね。
そのピーマン、使う時どのように下処理していますか?
ほとんどは、へたと種をとってから切って使いますよね。
でも、実はピーマンの種は食べられるんです。
それどころか、種だけにある栄養もあったりと見落としがちなピーマンの種について詳しくご紹介していきます。
ピーマンの種の栄養
ピーマンは代表的な緑黄色野菜でビタミンCなどが豊富です。
しかし、ピーマンの種にはピーマンの種にしかない栄養素でピラジンという物が含まれているのです。
あまり聞き慣れない栄養成分ですが、ピラジンは血行を促進させる働きがあります。
血行を良くしてくれるので、体の新陳代謝が良くなり、痩せやすい体作りや美肌作りのサポートをしてくれます。
さらには、冷え性の改善にも役立ちます。
そして、血行が良くなることで血の巡りがよくなり、血栓を予防してくれる働きもあるのです。
また、ピーマンの種には豊富なカリウムも含まれており、体内の老廃物を外に出す働きにより、むくみ防止などになりますよ。
ピラジンは苦い
多くの人がピーマンの種をとる理由のひとつに「苦いから」というのがあります。
ピーマン自体も苦いからといって嫌いなお子さんもいますが、それ以上にピーマンの種は苦く、この苦みの原因がピラジンという成分なのです。
しかし、苦い反面栄養が満点というわけで、何とか上手く食べていきたいところです。
ピーマンの種は普通に調理しては苦みが強くなってしまうので、種を食べるときには工夫をする必要があります。
種を上手く食べるコツ
ピーマンの種を上手く食べるポイントとしては味付けが濃い目の料理にするということです。
ピーマンの肉詰めやチンジャオロースなどは苦みを消してくれるので特にオススメです。
また、煮込み料理に入れると苦みを感じにくくなりますので、トマト煮込みやカレーなどに種の部分を入れるのもオススメです。
家に機材があるという方ならば、スムージーにするというのも1つのアイディアです。
スムージーにする事で、種のつぶつぶ感も無くなるので、口にしやすくなります。
しかし、スムージーにして召し上がる際にはピラジンによって、苦みが出やすいのではちみつなどを入れて苦みを和らげるように作るのがコツです。
まとめ
ピーマンは種をとって使ってしまいがちですが、ピーマンの種にはピラジンという栄養が詰まっています。
これは種にしかない成分だからこそ、捨てるなんて実はもったいなかったのです。
ピーマンはへたをとったら丸ごと使ってくださいね。
ただし、種は苦みの原因でもあるので、食べるときには一工夫をすることがポイントです。