つるんともっちり美味しい白玉団子。家庭でも簡単に作れる人気のメニューです。
でもレシピの分量どおりに作ったら、意外とたくさん出来上がってしまいますよね。次の日残りを食べようと思ったら、固くなってしまっていてがっかり…なんて経験をしたのは私だけではないはず。
せっかく作った白玉団子、最後まで美味しく食べる保存法をマスターしましょう!
保存方法の選び方
常温、冷蔵、冷凍の3つのうち、どれがベストなのかは状況によって変わるので、まずはこちらで確認してみてくださいね。
- 数時間のうちに食べる → 常温でOK
「他のものを準備する間ちょっと置いておきたい」なんて方には常温保存がおすすめです。
- 数日中に食べる・面倒な手順は踏みたくない → 冷蔵保存
「どうせ明日明後日には食べるし、茹で直したりは面倒だなー」って方は、冷蔵保存が簡単です。
- 長期間置いておきたい・出来たての美味しさを味わいたい → 冷凍保存
冷凍・解凍の手間はかかりますが、この方法だと出来上がりのつるっともちっとした美味しさをいつでも味わうことができます。筆者イチオシ。
白玉団子を常温保存したいときの方法とポイント
作った白玉団子を数時間以内に使う場合は、常温保存で大丈夫。
茹でて氷水にさらした後、そのまましばらく置いてもちゃんとおいしく食べられますよ。
氷水から出した状態で保存すると、白玉同士がくっついてしまったり、硬くなってきたりするのでご注意下さい。
常温だと菌が繁殖しやすいですから、これは本当にその日のうち、できれば数時間のうちに使う場合のみがおすすめです。
特に夏場や暖房のきいた冬はキッチンの温度も上がり、氷水でもすぐ温まりますから注意してくださいね。
冷蔵保存のポイント
白玉保存の方法で一番オーソドックスなのが、冷蔵保存です。
基本は常温保存と同じく、水に入れた状態での保存。こまめに水を変えながら冷蔵することで2~3日は持ちます。
ただし、ここで知っておきたいことが2つ。
1つ目は、水につけていてもだんだんと中心部が固くなっていくので、どうしても出来たてよりは食感が落ちていってしまうこと。
2つ目は、表面が溶けてくること。短時間なら問題ないですが、1日2日経つと表面がふやけて、つるっと感がなくなります。
多少でしたら、一度水で表面の溶けた部分を流せばある程度は滑らかさが復活しますが、そのまま食べるとちょっと残念な白玉になってしまいます。
あと、意外な落とし穴が上新粉です。
白玉粉だけの配合ならいいんですが、たまに上新粉とブレンドしたレシピがありますよね。
むちっとした弾力が出ておいしいんですが、上新粉が入っている白玉団子は水につけたままにするとどんどん溶けて、ボロボロになってしまうんです。
こうなるともう助からないので、上新粉ブレンドのレシピはすぐに食べるか冷凍保存してください!
冷凍保存のポイント(おすすめ)
最後に冷凍保存の方法を見ていきましょう。
白玉粉って、ちょっとおぜんざいが食べたいとかちょっとパフェに入れたいとか、ちょっとした利用法が多いので、一度に使いたい量とレシピで作る量に結構差がありますよね。
それに、作り方は簡単とはいえ、お鍋やボウルを出したりお湯を沸かしたり片付けたりと地味に手間がかかります。
でも、一度にたくさん作って冷凍してしまえば、使いたい分だけいつでも使えてとっても便利。
冷凍庫に白玉があるとちょっとしたおやつにもいいし、「あ、あれに入れてみようかな」なんてなんだかウキウキしますよね。
さらに冷凍保存が凄いのは、きちんと解凍すれば茹でたてのようなおいしさを保てるところです!
冷凍の手順は、まず普通に作った白玉団子を、くっつかないように金属トレイなどに並べて冷凍します。
お団子の表面が凍ってくっつかなくなったら、それをジップロックの袋などにまとめて入れておけばOK。
冷凍庫の性能にもよりますが、1~3か月くらいはおいしく食べられますよ。
冷凍した白玉団子の解凍方法は?
白玉団子をおいしく食べる解凍方法は3つ。自然解凍と、そのまま茹でてしまう方法、そしてレンジでチンする方法です。
自然解凍は一番簡単ですね、食べたい分の白玉団子を水に入れておくと、30分から1時間ほどで解凍されます。
ただし、解凍されて時間が経つとどんどん中心が固くなっていくので、あまり長く放置しないでくださいね。
次は、凍った白玉をそのまま茹でる方法。お湯を沸かして、凍ったままの白玉を入れて数分待ち、氷水にとって完成です。お汁粉に入れたりする場合はそのまま放り込んでしまって大丈夫。
上の方法で、鍋を使うのがちょっと面倒だなぁという方にオススメしたいのが、レンジでチン。
レンジOKの容器に凍った白玉団子を入れ、それが隠れるくらいの「熱湯」を注ぎます。後は1分半~2分程チンして(500~600W)、氷水にいれて出来上がり。数個ならマグカップでも十分なので手軽ですよ。
ちなみにマグカップに水を入れたものをチンして熱湯を作ってしまえば、もっと手軽です。
(ただし突沸に気を付けてくださいね。)
おわりに
食感が落ちやすい白玉団子の保存には注意が必要です。
せっかく作った美味しいお団子、目的や用途に合わせてベストな保存方法を選んで、最後まで楽しんでくださいね。