長崎の名物スイーツであるカステラ。
ざらめのじゃりっとした食感と素朴ながらも味わい深いしっとりとしたスポンジ部分がマッチしておいしいですよね。
しかし、お皿に載せて冷蔵庫に入れておいて、次の日に食べようと思ったらぱさぱさとした食感になっていたことありませんか?
そこで今回はカステラの賞味期限と、正しい保存方法をご紹介いたします!
番外編としてぱさぱさになってしまったカステラをおいしく食べる方法も合わせて紹介しているので、ぜひご覧ください。
この記事を流し読み
カステラの賞味期限
作っているメーカーにより、カステラの賞味期限は異なります。
賞味期限が4日のカステラもあれば、1ヶ月以上長持ちするカステラもあります。
カステラで有名なメーカーの賞味期限についてまとめました。
この賞味期限は未開封かつ常温保存の場合の日にちです。
カステラメーカーの賞味期限一覧
メーカー名 | 賞味期限 |
福砂屋 | 季節にもよるが目安は8日 |
文明堂 | 約12日 |
黒船 | 7日 |
松翁軒 | 15~17日 |
鳥鶏庵 | 30日 |
長崎堂 | 51日 |
森幸四郎 | 14日 |
みかど本舗 | 50日 |
松華堂 | 10日 |
松浦軒 | 7日 |
坂本屋 | 4日 |
福島菓子舗 | 7日 |
たねや | 14日 |
清風堂 | 14日 |
大極殿 | 季節によって7~10日 |
さかえ屋 | 30日 |
カステラの保存方法として、だいたい下記のような内容が記載されています。
- 直射日光を避けて常温で保存
- 高温多湿を避けて冷暗所で保存
常温とは15℃~25℃、冷暗所とは0℃~15℃で凍らない場所のことを指すため、25℃を超える日が多い夏や地域によって0℃を下回る冬は、温度管理に気をつけましょう。
未開封のカステラは風通しがいい日陰の涼しい場所で保存するのが好ましいです。
開封したカステラを常温保存する場合は、1切れずつサランラップで包み、密閉容器に入れて保存しましょう。
手作りのカステラを常温保存した場合の賞味期限は3~4日です。
カステラを冷蔵保存した場合の賞味期限
開封したカステラを保存するときは、常温保存だと季節によっては傷みやすいため冷蔵保存することが適しています。
この場合は少しだけ賞味期限が延びます。
また、湿度が多い梅雨や、常温からかけ離れた気温の夏と冬も冷蔵保存することをおすすめします。
カステラのしっとりとした食感は、カステラに含まれる水分によるものです。
この水分が蒸発してぱさぱさとした食感になってしまわないように、1切れずつサランラップで包み、フリーザーバックなどの密閉容器に入れて冷蔵保存しましょう。
臭いが強い食品が近くにあると匂いが移ってしまうので注意です。
また、1切れずつサランラップで包む理由は他にもあり、カステラに含まれる水分をもとに菌が繁殖しカビが生えてしまうことを防ぐ役割も担っています。
ちなみに手作りのカステラの冷蔵保存した場合の賞味期限は1週間です。
カステラを冷凍保存した場合の賞味期限
カステラを長期保存したい場合に向いている保存方法は冷凍保存です。
カステラを冷蔵保存のときのように1切れずつサランラップで包み、フリーザーバックに入れて密閉して冷凍しておくと3ヶ月~半年も保存することができます。
また、冷凍したカステラは自然解凍させて食べると、しっとりとした食感が残っています。
未開封の状態に近いまま保存するならば、冷凍保存がおすすめです!
凍った状態のカステラはガチガチに硬くなっているわけではなく、冷たいクッキーのような味わいでこちらもおいしいです。
冷凍やけしてしまうとおいしくなくなってしまうため、半年保存できるとは思わずになるべく早く食べましょう。
手作りのカステラを冷凍保存した場合の賞味期限は1ヶ月です。
これは食べちゃダメ! 危険なカステラの状態
カステラがぱさぱさになってしまう原因として、カステラに含まれる水分の蒸発以外にも油分の酸化があります。
ぱさぱさしている=食べてはいけないということではありませんが、菌が繁殖しやすい状態であるため注意が必要です。
カステラが腐っている状態の特徴
見た目 | ・断面に白いもしくは黒い斑点が出ている ・カビが生えている ・表面がねばねばしている |
臭い | ・酸っぱい臭い ・アンモニアのような臭い |
味 | ・酸っぱい ・苦い ・吐き気がする味 |
賞味期限内でも、カステラがこのような状態になってしまったら腐っているため、食べずに捨てましょう。
【番外編】ぱさぱさになってしまったカステラのアレンジレシピ
腐ってはいないけど気づいたらぱさぱさになってしまった…ということもあるかと思います。
そういうときはひと手間加えてアレンジすると、おいしいスイーツに変身します。
簡単にできるアレンジは、カステラで作るフレンチトーストです。
牛乳、卵、砂糖を混ぜた卵液にカステラを染み込ませたあと、バターを敷いたフライパンで焼くだけでできます。
食パンで作るフレンチトーストよりも甘さや卵の風味が際立ち、普段とは一味違うリッチな味わいのフレンチトーストに仕上がります。
また、濃い目に淹れたコーヒーをカステラに染み込ませて、簡単にティラミスの土台を作ることができます。
他にも砂糖と水を煮詰めて作ったシロップをカステラに染み込ませて器に入れ、生クリームや好みのフルーツを飾れば見た目も華やかなトライフルが出来上がります。
最後に
今回はカステラの賞味期限と保存方法についてご紹介いたしました。
カステラを保存するときは“1切れずつサランラップで包んで密閉”して保存するとおいしいまま保存することができます。
腐っていなければアレンジ次第でおいしくすることができるため、ぜひお試しください!