わらび餅はぷるぷるとした食感と、黒蜜やきなことのハーモニーがおいしいですよね。
そんなわらび餅ですが、保存方法を間違えてしまうと、せっかくのぷるぷるさが失われるどころか透明だった色が白く濁り、瑞々しい見た目も失われてしまいます。
そこで今回はわらび餅をおいしいまま長期保存できる方法をご紹介いたします!
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わらび餅とは
わらび餅とは山菜で有名なわらびの根から僅かに取れるデンプンを利用して作られた和菓子です。
このデンプンは加工され、わらび粉と呼ばれています。
わらび粉は希少価値がとても高く、スーパーで販売されているわらび餅には片栗粉など別のデンプンを使用したわらび餅が多く見られます。
こういったわらび餅の保存期間は少し長くなりますが、わらび粉を使用した風味豊かなわらび餅は1~3日ほどしか保存できません。
わらび餅の保存方法
わらび餅の保存方法として、【常温保存】、【冷蔵保存】、【冷凍保存】の3つの方法があります。
どの保存方法をとっても、黒蜜やきな粉はかけずにわらび餅単体で保存することが鉄則です。
それぞれの保存方法の仕方と、市販のわらび餅には保存料が使用されていることが多いため一概には言えませんが、保存可能な期間の目安についてご紹介いたします。
また、わらび餅の原料によっては、冷凍保存ができないわらび餅もあるため注意です!
わらび餅の冷凍保存方法
わらび餅を長期保存する方法として最も適しているのが冷凍保存です。
冷凍保存すると最大で1ヶ月ほど保存が可能です。
サランラップやフリーザーバッグに入れて密閉し、しっかり空気を抜いて冷凍してください。
しっかり空気を抜くことによってぷるぷるとした食感や味、色などおいしい状態のまま保存することが可能です。
解凍方法を誤るとわらび餅が溶けてしまう場合があるため注意です。
冷凍したわらび餅をおいしく食べるには
最もおすすめの解凍方法は、【自然解凍】です。
冷凍されたわらび餅を常温の場所に置いておき、柔らかさが戻ったら食べ頃でぷるぷるとした食感がちゃんと楽しめます。
また、時間がない場合やすぐに食べたい場合は、電子レンジで加熱しても食べられます。
この場合加熱しすぎてしまうと溶けてしまうため、10秒ずつ様子を見ながら加熱してください。
そのあと冷蔵庫で冷やして食べると冷たくてぷるぷるとしたわらび餅を楽しむことができます。
また、半解凍の状態のわらび餅も、しゃりしゃりとした食感がまるでアイスのようでおいしいのでおすすめです!
わらび餅の再冷凍はNG!
一度解凍したわらび餅を食べきれないからといって、再冷凍をするのは向いていません。
1度解凍したわらび餅を再冷凍すると、風味や味が落ち、食感も悪くなってしまいます。
食べるときには必要な量だけ解凍して食べるようにしましょう。
もし、食べきれない量を解凍してしまっても、サランラップで密閉すれば翌日までおいしく食べられます。
冷凍したわらび餅が固いときは
ちゃんと手順を踏んで冷凍したわらび餅を食べようと解凍したら固い。
こういった場合が稀にあります。こんなときはバニラアイスや抹茶アイスと合わせて和風スイーツにして食べるといいです。
アイスに含まれる水分がわらび餅を柔らかくしてくれ、さらにアイスとも合うためとてもおいしく食べられます!
わらび餅の常温保存方法
わらび餅のデンプンを変化させないために、食感を保つには常温保存が好ましいとされています。
家庭でたくさん作った場合は、たっぷりの水に浸して空気に触れないようにしておくとぷるぷるの食感を保つことができます。
しかし、夏場など暑い時期は傷んでしまう可能性があるため冷やしての保存が適しています。
この方法だとあまり長持ちせず、手作りの場合は1日ほどしかもちません。
購入したわらび餅については消費期限を参考にしてください。食べる20~30分前に冷蔵庫に入れて冷やしておくと、おいしく食べられます。
わらび餅の冷蔵保存方法
わらび餅に含まれているデンプンは冷やすと固くなってしまいます。
冷蔵庫内には冷風が吹いており、わらび餅がこの風に当たってしまうことによって表面が乾燥してしまい、わらび餅のぷるぷるとした食感が失われてしまいます。
また、低温の場所での保存は、わらびもちの食感だけでなく白く変色してしまう場合もあります。
冷蔵庫で保存する場合はサランラップでしっかりと包み、空気に触れないように保存すると3日ほど保存が可能です。
最後に
わらび餅によっても保存方法に指定があるため、パッケージに記載されている注意事項を守って保存してください。
わらび餅は和菓子の中でも傷みやすく、製造から5日ほどしか保存できないデリケートで繊細な和菓子です。
保存したわらび餅は出来立てのおいしさには叶いませんが、冷凍保存をするとさまざまなアレンジを楽しめるため、長期保存が目的ではなくても1度は試していただきたいです!