お土産屋さんに入ると大抵目にする饅頭。
個包装されているため、家族や職場の差し入れにぴったりな和菓子のひとつですよね。
饅頭は餡子を皮で包み、蒸すか揚げるかして完成するため長持ちしやすいイメージがありますが、ケーキやゼリーといった生菓子に分類されるため賞味期限が短く設定されているものが多いです。
そこで今回は饅頭の賞味期限と、保存方法について詳しくご紹介いたします!
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饅頭の有名店 賞味期限一覧
温泉街からテーマパークまで、饅頭はお土産として人気です。
まずは、その中でも有名な饅頭屋さんで販売されている饅頭の賞味期限をまとめてみました。
~ 饅頭の賞味期限一覧 ~
饅頭の名前 | 賞味期限 |
大黒屋商店、温泉饅頭 | 3日 |
本家ちちや、温泉饅頭 | 4日 |
黒柳、温泉饅頭 | 5日 |
十万石饅頭 | 5~6日 |
柏屋薄皮饅頭 | 7日 |
たねや饅頭 | 7日 |
白栄堂、観音寺饅頭(かんまん) | 10日 |
塩瀬総本家、志ほせ饅頭 | 10日 |
御門屋、揚げ饅頭 | 10日 |
伊香保温泉饅頭、清芳亭 | 10日 |
元祖銘菓なると金時 | 14日 |
千鳥饅頭 | 15日 |
博多、銘菓ひよ子 | 21日 |
とらや、残月 | 21日 |
山田屋饅頭 | 30日 |
因幡の白うさぎ | 32日 |
名物かまど | 40日 |
どじょう掬い饅頭 | 70日 |
賞味期限と消費期限の違いって分かる?
食べ物のパッケージには“賞味期限”もしくは“消費期限”が記載されています。
この2つの期限の違いをご存知でしょうか?
賞味期限とは、未開封の状態かつ記載されている保存方法で保存していた場合、賞味期限として記載されている日時まで“品質が変化しないでおいしく食べられる期間”のことです。
そのため賞味期限を過ぎてしまうと味や風味が変化し、賞味期限内に食べるものと比べるとおいしくなくなってしまっている場合がありますが、食べてすぐにお腹を壊してしまうといったことは起こりにくいです。
逆に消費期限とは、未開封の状態かつ記載されている保存方法で保存していた場合、消費期限として記載されている日時まで“安全に食べられる期間”のことです。
こちらは日持ちしにくいお弁当やサンドイッチに記載されていることが多いです。
消費期限を過ぎてしまったものはなるべく食べないほうが好ましいです。
賞味期限:品質が変化しないでおいしく食べられる期間のこと → 過ぎても味の劣化はあるが食べられる。
消費期限:安全に食べられる期間のこと → 食べると食あたりなどを起こす可能性がある。
賞味期限が切れた饅頭は食べても平気?
およそ1~2日賞味期限が切れた饅頭の場合、食べても問題ないとされています。
しかし、夏の暑い日に冷蔵庫に入れないで室温で放置していたといった場合は例外です。
1週間ほど賞味期限が切れてしまった饅頭の場合は、皮や中身の餡子の状態を自分で確認してから食べましょう。
また、中の餡子がこしあんかつぶあんでも食べられるかどうか変わってきます。
こしあんの場合つぶあんよりも水分が多く、腐りやすい。
もしくはカビが生えてしまいやすいので、饅頭を割って中身を確認して食べたほうが安全です。
お土産屋さんで販売されている饅頭は大量生産されているものが多く、保存料などの添加物が入っています。
その場合記載されているのは賞味期限ですが、街中の和菓子店で販売されている饅頭やできたてを楽しめる温泉饅頭には添加物が入っていないことが多いです。
傷んでしまうのが早いため、賞味期限ではなく消費期限が記載されることがほとんどです。消費期限切れの場合、なるべく早く1~2日くらいで食べきってしまいましょう。
購入してから日が経ってしまった饅頭は、賞味期限、消費期限、どちらが過ぎてしまっているか確認してから食べることが好ましいです。
食べたら危険な饅頭の特徴
饅頭も水分を含む食べ物のため、腐ってしまうことがあります。
ここではそういった食べるのに適さない状態の饅頭についてご紹介します。
見た目で分かりやすいのが皮です。
皮の変化として、購入時と色が違う、カビが生えている、糸が引いている、このような状態になってしまうと食べることはできません。
カビは目で見える範囲だけでなく、私たちの目で見えない奥深くの場所までカビを生やしています。
そのためカビを完全に取り除くことはできません。
また、普段の饅頭では考えられないすっぱい臭いがしたり、味見すると変な味がし、舌がぴりぴりするような饅頭は完全に腐っています。
現在、好まれている饅頭は昔と比べて餡子に使用される砂糖の量が減ったことから、味わいはさっぱりとした甘さになりながらも腐りにくくなっています。
見た目が茶色い黒糖饅頭などは見分けづらいですが、臭いをかいで少しでも異変を感じた饅頭は食べずに捨ててください!
おすすめの保存方法
饅頭を高温多湿の場所で保存していると、賞味期限に関わらず腐るのが早くなってしまう、もしくは饅頭の味や風味が落ちてしまいやすくなります。
そのため保存は必ずパッケージに記載されている場所(通常は常温。ただし、夏場はカビが生えやすいので冷蔵庫)での保存が好ましいです。
また、饅頭は冷凍保存できます。冷凍保存の方法については以下の記事をご覧ください!
お饅頭の冷凍保存 期限はどれくらい!?最後に
今回は饅頭の賞味期限についてご紹介しました。
手作りの饅頭には添加物が入っていないことが多く、そのため温泉饅頭は群を抜いて賞味期限が短いです。
お土産でもらった饅頭も賞味期限が短い場合があるので、ぜひおいしいうちに食べましょう!