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豆苗の栄養と驚くべき健康効果!

スーパーで最近、見かけるようになった「豆苗」。お得な食材として購入したことがあるのではないでしょうか。

しかし、豆苗の特徴や栄養価や栄養を一番取れる食べ方などを詳しく知らない方も多いかと思います。

そこで、豆苗が気になっている皆様に今、豆苗がマイブームの私が豆苗の栄養などについて詳しくご紹介いたします!

読み終わったら、豆苗のことがすきになるかも!?

豆苗とは

豆苗は、えんどう豆を豆から発芽させたスプラウト(新芽)の一種です。

水耕栽培で作られるために価格の変動が少なく値段も手頃なため豆苗を含むスプラウト類は「物価の優等生」と言われています。

そして、購入した豆苗を自宅で再生栽培ができるため、一度で二度おいしい「家庭の救世主」でもあります。

1970年代に登場し、2008年のリーマンショック以降に需要が伸びました。不景気になった時期にお助け食材として浸透していったのですね。

また、βカロテンを多く含み、ガンや動脈硬化の予防の作用や美容効果もあるとされています。

ビタミンKやビタミンB群も豊富です。価格が安いことから、食卓に並ぶようになった豆苗ですが、それ以上に実は、栄養の高さに注目して欲しい、「栄養の宝庫」と言える食材だったのです!

主な栄養素と効果

豆苗は、えんどう豆の「豆」に含む栄養素と「緑黄色野菜」の栄養素を併せ持つバランスのいい野菜です。

栄養素は小松菜やほうれん草に匹敵するもしくはそれを上回る食材なんです!

βカロチン(100gあたり4700μg)

体内で、必要なだけビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を保つ効果があることからアンチエイジング効果(老化防止)、体内で発生する活性酸素の除去など、強い抗酸化作用があるため、がん予防、動脈硬化の予防にも期待ができます。

たった25gで成人女性に必要なビタミンAを摂取できます。

また、βカロテンは過剰摂取の心配がないためたくさん食べても安心です。

※1日のビタミンA摂取基準

  • 女性15歳~29歳:650μg
  • 女性30歳~69歳:700μg

ビタミンK(100gあたり320μg)

今、注目されているオステオカルシンが活性化骨の形成を促し、骨や歯を丈夫にする働きがあり、また、血液凝固と凝固抑制の正反対の働きがあります。

ビタミンC(100gあたり74mg)

ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠な栄養素健康な肌や粘膜を作り、肌つやを与える働きをします。

また、強い抗酸化作用があるのでシミやそばかす、動脈硬化や心疾患などを予防する効果が期待できます。

葉酸(100gあたり150μg)

ビタミンB12と協力して赤血球を作り、血液を健康を維持するための必要な要素です。また、妊娠中の胎児の成長や授乳期に欠かせない栄養素です。

そのほか、ビタミンB郡、ビタミンE、食物繊維なども含まれています。

豆苗で期待できる健康効果

  • アンチエイジング(美肌効果・老化防止)
  • 骨粗鬆症予防
  • がん
  • 動脈硬化
  • 心疾患
  • 生活習慣病予防

栄養を損なわないおいしい食べ方

豆苗はアクもなく、無農薬で育てたれているため、もちろん、生でも食べられますが、豆類にある「レクチン」という毒性が含まれています。

豆苗に含まれるレクチンは白いんげん等に比べると少ないようですが、湯どうして熱を加えることでより安心して食べることができます。

しかし、長く加熱するとビタミンC、ビタミンBが損なわれるため、20秒から30秒くらいでさっと湯がくのがおすすめです。

さらに、βカロテンやビタミンKは脂溶性ビタミンのため油を加えることでより吸収率が高まります。

全ての栄養素を余すことなく食べるには、さっと湯がいた豆苗を加えたサラダにオリーブオイルやα-リノレイン酸を含む亜麻仁油、エゴマ油などのオイルをかけて食べると更にβカロテンとビタミンの栄養素を多く取り入れることができます。

加熱して食べる時は、他の食材と一緒に炒めるときは、最後にさっと炒める程度がいいです。

  • 茹でる場合 ⇒ 20秒~30秒 さっと茹でる。
  • 炒める場合 ⇒ 高温でさっと炒める

 ※ポイントは短時間で調理することです

  • ビタミンC・Eを効率よく取る食べ方     ⇒ 生、さっと茹でる
  • βカロテン・ビタミンKを効率よく取る食べ方 ⇒ 油と一緒にとる

相乗効果が期待できる食材

豆苗だけで食べるよりも、様々な野菜と一緒に食べることで、それぞれの栄養素を効果的に摂取できます。

豆苗は、普段の食事にちょっと加えるだけで、プラスの栄養素を取り入れられる栄養満点のお手軽食材です!

おすすめの食材は以下になります。

  • ブロッコリー(ビタミンC、葉酸)
  • 赤ピーマン(ビタミンC)
  • 小松菜(ビタミンK)
  • かぼちゃ(ビタミンE)
  • ほうれん草(葉酸)
  • ワカメ(ビタミンK)
  • レバー(たんぱく質)など

また、ミックスビーンズなどを加えても美味しいです。豆苗の香りも残っていて野菜の旨みを楽しめますよ。レンジ蒸しの鶏胸肉もおすすめですよ。

個人的に今はまっているオリジナルの食べ方は、かぼちゃ、キャベツ、人参、玉ねぎなどの野菜を一口大にして、水を加えてホーロー鍋20分~30分でコトコト煮た後に、常備しているレンジでしょうがとお酒を入れて蒸した鶏胸肉(たんぱく質)をちぎって入れ、塩麹入れた後に豆苗を入れてさっと煮立て、最後にオリーブオイルを少し入れて食べるスープです。

保存方法と再生栽培の方法

豆苗をすぐに食べない場合は、常温だとさらに成長してしまうので、冷蔵庫に購入した状態のまま入れておきます。

食べるときは、根元の豆の部分と根の部分を豆の2cm上からカットしてください。

再生するときは豆の3cm上からカットして、容器に水を入れて数日すると生えてきます。

お水は毎日与えてくださいね。成長していく姿をみるのも何とも可愛らしいです。

再生栽培するときは豆と根の部分から3センチ上をカットして、水を入れた容器で栽培

最後に

私もはじめは、買いやすいという理由から購入した豆苗でしたが、コストパフォーマンスの良さだけでなく、栄養価の高さに魅了され、毎日の食卓に取り入れるようになりました。

おひたし、お味噌汁やサラダのトッピングにといろんな食材に使える万能野菜でたくさんの栄養を含んでいるというまさに、「物価の優等生」と同時に「手軽な栄養源」として大活躍できる食材です。

ぜひ、キッチンで一度購入した豆苗を再生栽培して、成長を楽しみながら、気軽に取り入れてみてください。